歴史としてのヨーロッパ・アイデンティティ
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  本研究会は、同じく京都大学大学院文学研究科西洋史学専修を中心に組織されたCOE研究会「歴史としてのヨーロッパ・アイデンティティ」(リーダー服部良久教授、2004年3月で活動終了)の成果を引き継ぎ、ヨーロッパとそれを特徴つける「人文学知」を歴史学の立場から探求することを目的としたものであります。会の趣旨のより立ち入った説明は、別途記載の「趣旨説明」に譲りますが、最も簡潔にその目標を示すとすれば、文学研究科21世紀COEプログラム「グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成」において、「人文学」とその意義をヨーロッパ研究を基本に据えながら深部において探求する役割を担うことであります。研究会の名称にある「人文学知」とは、ヨーロッパにおいては古代ギリシア・ローマに発するいわゆる「人文学的教養」をまずは意味しますが、本研究会ではこれにとらわれず、今日日本の大学の文学部や教養学部等で研究・教育されている学問の諸分野、あるいはより広く法律学などもその視野に入れて、そうした学問の形成と発展、さらにはその社会的意義を、直接的に、あるいは間接的に解明してゆきたいと考えております。その際、方法的には歴史学研究の立場が基本となりますが、これにこだわらず、他の研究の分野からも助言や刺激をいただいて、研究の内容を豊かにしたいと願っております。
  研究の内容は、古代ギリシアの学塾から現代のヨーロッパの大学における研究・教育まで、また社会的エリート階層の高度な教養から民衆のリテラシーや文化まで、その検討範囲に入れることにしております。そのために、狭義のヨーロッパ史研究ばかりでなく、哲学研究や文学研究、さらには教育学・教育史研究の成果まで必要としております。研究の実施によって、ヨーロッパに特徴的な人文学知のあり方を究明するとともに、ヨーロッパ人研究者のこの問題に関する意見を聞き、討論することも重視しており、ヨーロッパ人研究者を招いての国際シンポジウムなどを開催したいと希望しております。
  研究会の活動についてはこのホームページ上で随時御報告いたしますので、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。

                                  研究会リーダー   文学研究科教授  南川高志



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京都大学大学院文学研究科/21世紀COEプログラム
「グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成」
13研究会「ヨーロッパにおける人文学知形成の歴史的構図」
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