内陸アジア学推進部門 過去の特別講演会・シンポジウム一覧

羽田記念館特別講演会
 共催:JSPS KAKENHI 22H00014「近世ユーラシアの宗教アイデンティティ:グローバル多元主義と地域大国主義の相克」/京都大学文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター(羽田記念館)/西南アジア研究会
 日時:2024年1月31日(水)14:00 ~ 17:00

開会あいさつ 守川 知子 氏 (東京大学)
(Part I)
Michael Talbot (Greenwich University, UK)
“Ottoman fetvas on Maritime Sovereignty and Law in the Eighteenth Century”
(Part II)
 Kristine Kostikyan (Matenadaran, Armenia)
“Some Peculiarities in the Activities of the Armenian Merchants in the Seventeenth-Eighteenth Centuries Considered on the Basis of Persian Documents”

(二十二科研等合同研究会)
2022年度ユーラシア言語研究コンソーシアム年次総会
「ユーラシア言語研究 最新の報告」

日時: 2023年3月29日(水) 10:30 ~ 19:45(ハイブリッド開催)

総合司会 大﨑紀子
開会の辞 藤代節
セッション1 司会: 久保 智之
1.菱山湧人 online タタール語における「母音調和の例外」 ―表記の揺れに着目して―
2.バイカル online ソロン語の動詞接辞 -xisiについて
3.早田清冷 online 『韃靼漂流記』の満洲語語句: 仮名で筆記されなかった単語についての予備的考察
4.澤田英夫 online 「カチン語の「ラチッ」と雲南の「勒期」-音韻上の相違
5.角道正佳 online チベット語からの2種類のモンゴル語訳Subašidiに見られる語幹末のn/ゼロ交替
6.梅谷博之 online モンゴル語ハルハ方言における母音調和を阻害する形態素
7.沈 力 online 日本語の動作動詞の属性叙述機能について

セッション2 司会: 白井 聡子
8.早津恵美子 online 日本語の授受構文の形式と意味-「てもらう」構文について-
9.エンフアムガラン オノン online 現代モンゴル語の相互代名詞 neg negnee について
10.栗林裕 online 言語表現のタイプの対照研究 〜トルコ語と日本語〜
11.アクマタリエワ ジャクシルク キルギス語副動詞の副詞的用法(試論)
12.松本亮 ネネツ語およびハンティ語における数について
13.山越康裕 シネヘン・ブリヤート語話者の語りに見られる動詞の過去形 V-žee
14.山田洋平 ハルハ・モンゴル語の不安定なnと後置詞
15.藤原敬介 チャクマ語における名詞化とその周辺

セッション3 司会: 山越康裕
16.風間伸次郎 トルコ語とモンゴル語の二重使役形について
17.植田尚樹 モンゴル語の文の構造・意味とプロソディー
18.岸田泰浩 アルメニア語の動詞活用とEvidentiality について
19.吉田浩美 最新のフィールドワークから(バスク語アスペイティア方言)
20.ポポーヴァ ナヂェージダ 健康と病気に関連するサハ語のイディオム
21.プロコピエヴァ マリア サハ語ロシア語バイリンガルの会話に生じるコードミキシングに関する予備的な考察
22.日高晋介 ウズベク語における o‘xsha-「似る」のモダリティ用法(試論)
23.菅沼健太郎 カラチャイ・バルカル語の補助動詞 -b iy-, -b kal-, -b koy- に関する予備的考察

セッション4 司会: 植田尚樹
24.吉村大樹 チュルク諸語間平行コーパスの構築と類型的研究への応用
25.菅原睦 チュルク語の動詞形式 -p tururと -a turur について
26.江畑冬生 トゥバ語形態音韻論と接辞・接語の区別についての試論
27.林 徹 話者の判断のばらつきから見るトルコ語指示詞の特徴
28.児倉徳和 シベ語と満洲語における定動詞と形動詞
29.久保智之 シベ語の instrumental
30.大﨑紀子 キルギス語品詞論にまつわる問題-bar「ある」とǰok「ない」-
総括 林 徹

第21回中央アジア古文書研究セミナー
日時 2023年3月25・26日(土・日) 13:30~17:30(両日とも)

25日(土) 司会: 矢島洋一(奈良女子大学研究院人文科学系)
磯貝真澄(千葉大学大学院人文科学研究院)
「19世紀末ヴォルガ・ウラル地域の教区簿:婚姻・離婚の記録」
塩野崎信也(龍谷大学文学部)
「19世紀後半の南東コーカサスにおけるシャリーア法廷文書」
26日(日) 司会: 磯貝真澄
矢島洋一
「19世紀前半ブハラの訴状と権利放棄文書」
磯貝健一(京都大学大学院文学研究科)
「帝政期中央アジアのシャリーア法廷判決台帳」

■ 二十科研等合同研究会
2021年度ユーラシア言語研究コンソーシアム年次総会
「ユーラシア言語研究 最新の報告」
日時 2022年3月29日(火) 10:30-19:45(ハイブリッド開催)

総合司会 大﨑紀子
開会の辞 久保智之
セッション1 司会: 吉田浩美
1.ゴメスデラフエンテ& ディリック online 日本語母語話者におけるスペイン語の数量詞の習得についての一考察 ―トルコ語と英語のデータを含めた対照分析―
2.沈 力online 動作動詞の属性叙述機能について―主題標識のない中国語の工夫-
3.児倉徳和online シベ語の動詞 yawe- について
4.菅沼健太郎online 富山市方言のプロソディに関する予備的考察
5.新田志穂online 現代ウイグル語の名詞修飾節構造―degänを用いた例についての予備的考察―
6.松本亮online ネネツ語における進行progressiveを表すアスペクトについて
7.菱山湧人online チュヴァシ語の受動的な非人称文について

セッション2 司会: 岸田泰浩
8.ホリロonline モンゴル語オラド方言の文末小辞 =waaについて
9.山田洋平online コーパスに基づくモンゴル語の「隠れたn」の研究
10.角道正佳online 東部裕固語の自己性
11.栗林裕online トルコ語と日本語の翻訳小説にみられる主題について
12.日高晋介online ウズベク語における小詞 =chi についての予備的考察
13.風間伸次郎online チュルク諸語の所有文・存在文について
14.荒川慎太郎 西夏文字の「偏旁」の特徴について
15.藤原敬介 チャック語の精巧表現

セッション3 司会: 藤原敬介
16.白井聡子 ダパ語および他のチァン諸語における対を数える類別詞
17.金澤雄介 古サルデーニャ語の条件文における不定詞についての試論
18.吉田浩美 バスク語アスペイティア方言の助動詞に関する世代間の差異
19.岸田泰浩 Evidentialの統語構造について―アルメニア語の場合―
20.プロコピエヴァ マリア 日本語とロシア語における不満表明に対する応答―謝罪と問題解決提案の特徴について
21.ポポーヴァ ナヂェージダ 現代サハ語における新語の例
22.アクマタリエワ ジャクシルク 素早さ・突然性の意味を表わす補助動詞についての予備的考察
23.藤代節 『ドルガン語ロシア語辞書(10-11年生用学習辞典)』(2019年、 A.A.Barbolina, N.S.Kudrjakova、N.N.Zharkova、他著)について

セッション4 司会: 藤代節
24.外賀 葵online 中国語の離合詞のモンゴル語への翻訳調査の初期報告
25.早津恵美子online 単語の語彙的な意味と文法的な性質-多義動詞「はたらく」について
26.江畑冬生 トゥバ語連結副動詞の非副動詞的用法
27.菅原睦 クトゥブ『ホスロウとシーリーン』における字余り・字足らず
28.吉村大樹 疑問接語欠落の程度差について:トルコ語キプロス方言とアゼルバイジャン語のデータから
29.大﨑紀子 キルギス語の二重補助動詞構文についての覚え書き
30.久保智之 シベ語の3人称所有接辞が親族名称に現れる場合小考
総括 林 徹

第20回中央アジア古文書研究セミナー
日時 2022年3月26・27日(土・日) 13:30~17:30(両日とも)

26日(土) 司会: 磯貝健一(京都大学大学院文学研究科)
磯貝真澄(千葉大学大学院人文科学研究院)
「ヴォルガ・ウラル地域の婚姻と離婚の記録」
矢島洋一(奈良女子大学研究院人文科学系)
  「離婚に関するファトワー文書」
27日(日) 司会: 矢島洋一
杉山雅樹(京都外国語大学外国語学部)
「ワクフに関するファトワー文書」
磯貝健一
「反訴(dafʻ)に関連するファトワー文書」

第16回近代中央ユーラシア比較法制度史研究会
日時 2021年7月3日(土) 14:00-18:00 (オンライン開催)

研究報告1
森田豊子 氏 (鹿児島大学グローバルセンター)
「イラン家族保護法:成立の経緯と特徴的ないくつかの規定について」
  討論者: 阿部尚史 氏 (お茶の水女子大学文教育学部)
研究報告2
王天馳 氏 (京都大学アジア教育研究ユニット)
  「17世紀マンチュリアにおける相続事情」
  討論者: 承志 氏 (追手門学院大学基盤教育機構)
総合討論
司会: 磯貝真澄 (東北大学東北アジア研究センター)

第19回中央アジア古文書研究セミナー
日時 2021年3月13日(土)13:30-18:00 (オンライン開催)

司会: 矢島洋一(奈良女子大学研究院人文科学系)
磯貝健一(京都大学大学院文学研究科)
磯貝真澄(東北大学東北アジア研究センター)
  「遺産分割文書と相続分の算定:ロシア帝国トルキスタンとヴォルガ・ウラル地域の比較から」
杉山雅樹(京都外国語大学外国語学部)
  「ワクフに関するフェルガーナのファトワー文書」

第18回中央アジア古文書研究セミナー
日時 2020年3月7・8日(土・日)  7日(土)13:30~17:30  8日(日)11:00~16:00

司会:磯貝健一(京都大学大学院文学研究科)
3月7日(土)
 塩谷哲史(筑波大学人文社会系)
 「20世紀初頭ヒヴァ・ハン国の土地売買文書とその周辺」
 杉山雅樹(京都外国語大学国際言語平和研究所)
 「サマルカンドの遺産関連のファトワー文書」(1)

3月8日(日)
 杉山雅樹
 「サマルカンドの遺産関連のファトワー文書」(2)
 矢島洋一(奈良女子大学人文科学系)
 「ヒヴァのテュルク語ファトワー文書」

国際ワークショップ「帝国法とイスラーム法の間
 Between the Imperial Laws and Islamic Law: Cases in Central Eurasia

日時 2020年2月22日(土)14:00-17:00

Introduction   Nobuaki Kondo (ILCAA)

Jin Noda (ILCAA)
“The “Mixed” Assembly Court and Mixed Jurisprudence in Xinjiang: For the Conflict Resolutions between the Russian and Qing Empires.”

Paolo Sartori (Institute for Iranian Studies, Vienna)
“Between Kazan and Kashghar: On the Vernacularization of Islamic Law in Central Eurasia.”

共催:科研費基盤A「イスラーム国家の王権と正統性」/アジア・アフリカ言語文化研究所中東イスラーム研究拠点/京都大学文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター(羽田記念館)

第13回近代中央ユーラシア比較法制度史研究会
日時 2019年11月17日(土) 14:00-18:30

司会: 矢島洋一 氏 (奈良女子大学人文科学系・准教授)
研究報告1
 ロザリヤ・ガリポヴァ 氏 (北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター、ナザルバエフ大学・助教)
「ロシア帝国におけるイスラーム法学論争:流刑者および失踪者である夫との離婚」
研究報告2
秋葉淳 氏 (東京大学東洋文化研究所・准教授)
「失踪した夫と残された妻をめぐる問題:18世紀オスマン朝下アナトリアの事例から」

国際ワークショップ「ラシード=ウッディーン著作の運命」
日時 2019年10月26日(土)14:00-17:00

1.大塚 修 氏   (東京大学大学院総合文化研究科准教授)
“The Transmission and Reception of the Jami‘ al-Tawarikh ” (『集史』の伝承と受容)

2.Mohammad Reza Ghiasian 氏 (カーシャーン大学芸術学部講師)
“The Intentions of the Timurid Ruler Shahrukh in Collecting Rashid al-Din’s Manuscripts”
(ティムール朝君主シャールフによるラシード・ウッディーン写本の収集の意図)

(主催:羽田記念館/科研費基盤A「イスラーム国家の王権と正統性」/アジア・アフリカ言語文化研究所中東イスラーム基幹研究)

グローバルな視点でみるユーラシア大陸:第五回清朝と内陸アジア国際学術研究会
日時 2019年8月3日(土), 4日(日)

8月3日(土)10:30-17:20
開会の挨拶
○“斜烈”、“雪里”與“薛礼”——元代以来遼東地区一个村落名称的演変史——劉暁東
○壬辰战争日本“假道入明”與朝鲜的応対——刁書仁

○太祖朝《満文老档》之mukūn tatan be ejehe dangse題名考辨——趙令志
○十八世纪日本海漂流民與遣返制度-以新発現的満文档案為中心——庄声

○モンゴルの清朝への編入とその歴史的意義——谷井陽子
○庫伦辦事大臣雲丹多爾済的身世考——烏蘭巴根

○ロシア帝国統治期(1865-1917)の中央アジア・シャリーア法廷台帳について
——磯貝健一
○清代内地回民商人在新疆——以赵钧瑞的事例为中心——華 立

8月4日(日)09:30-17:00
○清朝皇帝と ejen 号——小沼孝博
○Languages for Diplomacy in the Qing Empire: Its relations with Russia regarding Xinjiang——Jin NODA(野田仁)

○The Traffic in Children in Late Qing and Republican Guangdong
——Matthew H. Sommer
○The Tungusic Quest for Russia’s Soul– The nineteenth-century study of Manchu in Tsarist Russia ——Lars Peter Laamann

○欽差喇嘛楚児沁藏布蘭木占巴與清朝前期西藏地理測絵及情報网絡——孔令偉
○十八世纪克什米尔尼雅斯伯克帰順事蹟考―満文録副奏摺為中心―——承 志

○清代モンゴルにおける人身売買の禁止——萩原 守
○清後期駐防八旗世職承袭及職官升転諸像初探
——以哈佛燕京図書館藏満文《鎮守杭州等処将軍満文档案册》为中心——葉 胜
○盛京地方における内務府包衣人とその相続紛争―康煕朝『黒図档』を中心に——王天馳

17:00 –17:30 総合討論

主 催:日本追手門學院大學基盤教育機構・美国哥倫比亞大學東亞系・中国東北師範大学歴史文化学院
協 賛:一般財団法人橋本循記念会

第12回近代中央ユーラシア比較法制度史研究会
日時 2019年7月6日(土) 14:00-18:00

司会: 磯貝健一 (京都大学大学院文学研究科)
研究報告1
 矢島洋一 氏 (奈良女子大学研究院人文科学系・准教授)
 「トルキスタン地方のロシア法廷におけるムスリム家族関係訴訟」
研究報告2
 大河原知樹 氏 (東北大学大学院国際文化研究科・教授)
 「16 世紀のオスマン帝国と婚姻許可状」

庄垣内基金特別講演会 「Collège de France 教授 Grenet 博士講演会 ソグド人の歴史と文化を訪ねて
日時 2019年5月16日(木)15:00-18:00
(『ソグド研究ハンドブック』編集準備委員会主催:第3回ソグド学講演会を兼ねる) 

第1部:15:00-16:00
1 吉田豊 氏(京都大学文学研究科教授)
伊藤義教の「西安出土漢蕃合璧墓誌蕃文解読記」のその後
 —被葬者をめぐる三つのシナリオ—
第2部:16:30-18:002 Frantz Grenet 氏(Collège de France 教授)
The wooden panels from Kafir-kala: a group portrait of the Samarkand nāf?
(イスラム化以前のソグドの文化と歴史—カフィルカラ出土の木彫レリーフをめぐって—)

Hans T. Bakker博士講演会
日時:2019年4月3日 15:00-16:30

The Skandapurāṇa and Bāṇa’s Harṣacarita
Prof. Dr. Hans T. Bakker
(Professor emeritus, Univ. of Groningen; Project curator (ERC), British Museum)

十五科研等合同研究会 2018年度ユーラシア言語研究コンソーシアム年次総会「ユーラシア言語研究 最新の報告」

日時:2019年3月27日(水) 11:10 ~ 20:15

<プログラム> 総合司会 大﨑紀子
開会 久保智之
セッション1 司会: 藤代節
1.荒川慎太郎「西夏文字における、特定の筆画の「係り結び」について」
2.梅谷博之「モンゴル語ハルハ方言における諾否疑問助詞 uu を用いた疑問詞疑問文」
3.風間伸次郎「アルタイ型言語における「受身」の機能に関する対照言語学的研究」
4.久保智之「シベ語音韻論と形態論の一端」
5.児倉徳和「シベ語のいわゆる語幹命令形について」
6.菅原睦 「-GAn Turkicと-GAn形動詞」
7.菱山湧人「タタール語における「~するにはしたが」表現」
8.松本亮 「ハンティ語の音声およびその他言語学的問題について〜初期調査から〜」

セッション2 司会: 松岡雄太
9.江畑冬生「トゥバ語の文末接辞に関する整理」
10.鍛治広真「エウェン語における同化」
11.倉部慶太「ジンポー語における閉じたクラスとしての形容詞」
12.澤田英夫「タイ=サー(マインター)語の音韻体系概観」
13.林徹 「環境変化と言語変容の関係についての調査票試案:人称表示を言語変数として」
14.藤代節「環境が変われば語彙はどう変わるか?-Porjadin P. のヤクート語辞典(1877年)とRychkov K.のドルガン語彙-」
15.吉田浩美「最新のフィールドワークから~バスク語の普及:その「量」と「質」~」

セッション3 司会: 児倉徳和
16.沈力, 川崎廣吉「黄河秦晋沿岸における方言伝播の行方―入声消失を中心に」
17.青山和輝「トルコ語の可能と時制」
18.大﨑紀子「キルギス語の位置関係を表す語」
19.金澤雄介「古サルデーニャ語における使役文についての予備的考察」
20.栗林裕「チュルク諸語の動詞複合体のタイポロジー」
21.早田清冷「有圏点満洲文字表記に関する幾つかの問題」こ
22.吉村大樹「アゼルバイジャン語に”focus field”は存在するか」
23.植田尚樹 「土族語民和方言における阻害音の帯気性」

セッション4 司会: 倉部慶太
24.ポポワ ナヂェージダ「サハの結婚式招待状に見る伝統の概念」
25.角道正佳「ハルハモンゴル語の第二音節以下の基底閉音節短母音-CC7VC9# について-」
26.岸田泰浩「アルメニア語の条件文(仮)」
27.外賀葵「ドゥンシャン語のshiはトピックマーカーであると言えるか」
28.菅沼健太郎 「秋田県横手市方言の推量のモダリティに関する予備的考察」
29.早津恵美子 「現代日本語の使役文・受身文にみられる恩恵授与性」
30.松岡雄太「モンゴル語における“γarγa-”の文法化―複合動詞か補助動詞か?」
31. ディリック セバル「トルコの地域方言における推量表現についての一考察」
総括 林 徹

「環境の変化と言語」特別講演会
日時:2019年3月26日(火)13:30-17:00

司会:久保智之(九州大学教授)
1.Veronika Kapišovská氏(チェコ国カレル大学)
“Spatial orientation of the Mongols and its reflection in modern Mongolian”
2.Veronika Zikmundová氏(チェコ国カレル大学)
“Tracing language contacts between Khorchin Mongolian and Sibe”

司会:藤代節(神戸市看護大学教授)
3.Popova Irina氏(ロシア国ロシア科学アカデミー東洋文献研究所所長)
“Vocabularies of Kyakhta-Maimaicheng Pidgin”
 コメンテーター:高田時雄氏(京都大学)

(科学研究費補助金プロジェクト「アルタイ諸言語を対象とした環境の変化と言語の変容に関する総合的研究」(基盤研究(A)、研究代表者:久保智之)

「ソグド語文献学の諸問題:言語学と歴史学の間で」
日時:2019年2月16日(土)13:30-17:30

1.「カラバルガスン碑文のソグド語版について」
    京都大学文学研究科教授 吉田豊 氏
2.The Sogdian aspect-temporal system from a diachronic perspective (「ソグド語動詞の時制と相の体系—通時的観点から—」
学術振興会外国人特別研究員 Th. Jügel 博士

3.The earliest Sogdian documents and inscriptions(「最古のソグド語文書と碑文について」)
   英国学士院会員 N. Sims-Williams 教授

(『ソグド研究ハンドブック』編集準備委員会主催:第2回ソグド学講演会)

「中世ユーラシアの「イスラーム都市」」
日時:2019年2月2日(土)14:00-17:30

1.Madīnat al-Zahrā’ (Spain):a caliphal city of the tenth century
   Felix Arnold 氏(ドイツ考古学研究所:マドリード)
司会・紹介: 深見奈緒子 氏(日本学術振興会)
2.Ghazni during the Qarawunas period: 1300-1370 ca.
   Michele Bernardini 氏(ナポリ東洋大学)
司会・紹介: 守川知子 氏(東京大学)
(新学術領域研究「都市文明の本質」計画研究05第7回研究会)

十六科研等合同研究会 2017年度ユーラシア言語研究コンソーシアム年次総会
「ユーラシア言語研究 最新の報告」

日時:2018年3月29日(木) 11:10 ~ 19:40

開会 開会 藤代節
セッション1 司会: 久保智之
1.吉村大樹 アゼルバイジャン語の諾否疑問文研究の課題
2.山越康裕 モンゴル諸語における分詞の統語機能と文末標識
3.藤代 節 ロシア極北タイムル州の先住民族言語使用状況レポート
4.倉部慶太 東・東南アジアにおける地域的calqueとしての「食」
5.早田清冷 『満文原檔』の満洲語格標識:予備的研究
6.角道正佳 保安語同仁方言の阻害音 -Fried (2010)の四項対立について-
7.児倉徳和 主題か?焦点か? —シベ語の小辞 =ni’ と da の機能と情報構造

セッション2 司会: 吉村大樹
8.白井聡子 川西民族走廊諸語における「太陽」と「雨」: 地理言語学的観点から
9.吉田浩美 最近のフィールドノートから-スペイン領バスク自治州のバスク語に関する報告-
10.江畑冬生 トゥバ語におけるいわゆる証拠性接辞 -dirの機能
11.アクマタリエワ ジャクシルク キルギス語の補助動詞tašta-の予備的考察―先行する動詞の意味的な特徴を中心に―
12.菅沼健太郎 トルコ語のCVCC語根に対する再解釈
13.林 徹 トルコ語指示詞の用法におけるレプリカとしての指示対象
14.青山和輝 トルコ語複合語の品詞について
15.松岡雄太 モンゴル語における動作の開始と終了を表す補助動詞に関する予備的考察

セッション3 司会: 早田清冷
16.菅原睦 中期チュルク語の補助動詞について
17.澤田英夫 ロンウォー語の親族名称
18.松本 亮 ネネツ語の自動詞と他動詞の関係について
19.植田尚樹 ハルハモンゴル語の母音調和に見られる非対称性
20.風間伸次郎 アルタイ諸言語の場所表現における名詞的性格ついて
21.シャミシエワ ナズグリ キルギス語における自動詞と他動詞についての一考察:語彙的vs.文法的
22.日高晋介 ウズベク語における形動詞の主節用法について 

セッション4 司会: 菅沼健太郎
23.大﨑紀子 アルタイ諸言語における補助動詞「みる」についての覚書
24.岸田泰浩 アルメニア語の動詞体系の整理に向けて(仮)
25.栗林 裕 コソボ・トルコ語方言についての覚書
26.梅谷博之 モンゴル語ハルハ方言の文末助詞の音韻的特徴
27.鍛治広真 エウェン語の派生接辞 -LA
28.菱山湧人 タタール語のモーダル述語を主要部とする名詞節における主語人称標示
29.久保智之 シベ語における形態論的借用か?
総括 林 徹

Pavel B. Lurye 博士講演会
日時:2018年3月20日(火)15:00-17:00
『ソグド研究ハンドブック』編集準備委員会主催:第1回ソグド学講演会

ソグドとソグド人の歴史・文化について
-ペンジケント遺跡発掘の最新の成果から-
 Pavel B. Lurye 博士(エルミタージュ博物館東方部中央アジア・コーカサス・クリミア部門長)

International Workshop on Pre-modern Kashmir 2018
日時:2018年3月5日(月)、6日(火)10:00-17:40

Day 1, March 5 (Mon)
10:00–10:05 Kozo ITANI (Director of the Center for Eurasian Cultural Studies, Kyoto University): Opening address.
10:05–10:15 Satoshi OGURA (ILCAA, Tokyo University of Foreign Studies): Introduction.

10:15–11:15 Raffaele TORELLA (Sapienza University of Roma): Abhinavagupta and the aesthetics of liberation.
11:15–11:55 Yohei KAWAJIRI (Chikushi Jogakuen University): Pratyabhijñā Philosophy: Kashmir and South India.
11:55–12:35 Somdev VASUDEVA (Kyoto University): TBA

14:00–14:40 Yuki TOMONARI (The Nakamura Hajime Eastern Institute): Extended Notion of śiṣṭa in Bhaṭṭa Jayanta’s Nyāyamañjarī
14:40–15:20 Akane SAITO (JSPS/Kyushu University): The Essence of Speech as the Highest Reality in Medieval Kashmir.

15:40–16:20 Satoshi NAIKI (Kyoto University): Geographical differences in Material Cultures in North-west India.
16:20–17:00 Keisuke NAGATA (Independent researcher): Towards a New Critical Edition of the Nīlamata – Report on the recensions and grouping of manuscripts –.
17:00–17:40 Maho SHIBASAKI (The Nakamura Hajime Eastern Institute): Chakravartins in the Kashmirian Bṛhatkathā.

Day 2, March 6 (Tue)
10:00–11:00 Sunil SHARMA (Boston University): In the Shadow of the Mughal Court: Mulla Tughra’s Travels to Kashmir.
11:00–11:40 Satoshi OGURA (ILCAA, Tokyo University of Foreign Studies): Kalhaṇa’s ‘victory’ over Rashīd al-Dīn: contesting pre-Islamic histories of Kashmir during the Jahāngīr period.
11:40–12:20 Haruo INOUE (Kyoto University): The Fusion of Music Theories observed in the
Tarāna-yi Surūr.

14:00–14:40 Kazuho YAMASAKI (The Nakamura Hajime Eastern Institute): On Ornaments of Speech in Kṣemendra’s Avadānakalpalatā.
14:40–15:20 Yuko YOKOCHI (Kyoto University): The Kapphiṇābhyudaya and the Śiśupālavadha.

15:40–16:20 Luther OBROCK (University of Toronto): Sufi Theologies in Śaiva Cosmologies: Translating Creation and Liberation in Sultanate Kashmir.
16:20–17:00 Alessandro BATTISTINI (Kyoto University): Citrakāvya in the land of Śāradā: the fifth chapter of Rudraṭa’s Kāvyālaṃkāra and its relation to contemporary Kashmiri poetry.

17:00–17:10 Akane Saito (JSPS/Kyushu University): Closing remarks

■ John Woods 教授特別講演会
日時:2017年5月12日(金)18:00-19:30

Framing the Timurid Aristocratic Order
Professor John WOODS(シカゴ大学)

【共催】東京大学東洋文化研究所、The Association for the Study of Persianate Societies Japan Office (Gilas Seminars)、京都大学大学院文学研究科附属ユーラシア文化研究センター 

■ Warren Schultz 教授特別講演会
日時:2017年4月22日(土)15:30-17:00

The Matter of Mamluk Copper Coins in the Year 806 H:  A New Look
Professor Warren Schultz(デ・ポール大学)

【共催】早稲田大学イスラーム地域研究機構、早稲田大学大学院文学研究科「中東・イスラーム研究コース」、京都大学大学院文学研究科附属ユーラシア文化研究センター

■九科研合同研究会 2016年度ユーラシア言語研究コンソーシアム年次総会
日時:2017年3月30日(木)11:10~19:55
場所:京都大学文学研究科附属ユーラシア文化研究センター(羽田記念館)
開会 藤代節
セッション1 司会:久保智之
1. 早津恵美子(東京外国語大学)「日本語動詞の分類をめぐって-他動詞・自動詞と意志動詞・無意志動詞-」
2. クラ エスラ(岡山大学・院)「トルコ語の分詞をめぐる諸問題」
3. 江畑冬生(新潟大学)「トゥバ語の再帰に関する予備的考察」
4. 澤田英夫(東京外国語大学AA研)「ビルマ語群北部下位語群ギャンノッ土語についての予備的報告」
5. 鍛治広真(東京大学)「エウェン語の接尾辞付加と交替現象を引き起こす音韻的条件」
6. 吉田浩美(神戸市外国語大学)「バスク語アスペイティア方言の名詞のアクセント(中間報告)」
7. 梅谷博之(東京大学)「クリティック・付属語の認定基準に関する一考察」
8. 青山和輝(東京大学・院)「アゼルバイジャン語の複数接辞について」
セッション2 司会:栗林裕
9. 菅沼健太郎(九州大学)「現代ウイグル語のウムラウト現象に関する予備的考察」
10. 佐藤久美子(東京外国語大学)「トルコ語における複合語マーカー(s)iと名詞修飾に関する予備的考察」
11. 奥 真裕(東京外国語大学・院)「社会言語学的観点からみた北カフカース・トルクメン語の借用(一次報告)」
12. 角道正佳(大阪大学)「河湟語及び達斡尓語の従属節主語表示」
13. 菅原 睦(東京外国語大学)「チュルク語詩における母音の長さと韻律システム」
14. 植田尚樹(京都大学)「モンゴル語ハルハ方言における長母音と短母音の長さの「重なり」について」
15. シャミシエワ ナズグリ(大阪大学・院)「キルギス語の動詞bol-の意味と用法に関する一考察」
16. 児倉徳和(東京外国語大学AA研)「シベ語の補助動詞o- のテンポラリティとモダリティ」
17. 大﨑紀子(京都大学)「キルギス語の補助動詞kal-をめぐる二つの疑問」
セッション3 司会:吉田浩美
18. 松本亮(京都外国語大学)「ネネツ語の声門閉鎖音の音声的実現について」
19. 梅田遼(東京大学・院)「北サーミ語の自他交替−−フィンランド語との対照から」
20. 藤代節(神戸市看護大学)「再びrとlについて:北方の言語とロシア語」
21. 風間伸次郎(東京外国語大学)「言語類型論から見た日本語の格」
22. 日高晋介(東京外国語大学・院)「ウズベク語における従属節の非対称性」
23. 早田清冷(東京大学)「順治期満洲語の音声:予備的研究」
24. 早田輝洋「満洲語の「舟」を表す単語の小史-外来と固有,同化と正書法-」
セッション4 司会:松本亮
25. 川澄哲也(松山大学)「漢語大通方言と“Negotiation”」
26. 久保智之(九州大学)「シベ語とホルチン・モンゴル語の所有構造」
27. 林 徹(東京大学)「トルコ語・ドイツ語二言語使用の生徒に見る言語選択とその要因」
28. 岸田泰浩(大阪大学)「分格と能格から見た日本語のガ格」
29. 山越康裕(東京外国語大学AA研)「ブリヤート語の動詞 *a- に由来する接語類」
30. 山田洋平(東京外国語大学・院)「ダグール語と中期モンゴル語の述語人称」
31. 栗林裕(岡山大学)「トルコ語の数量詞遊離」
総括 林徹

■ Doris Behrens-Abouseif 教授特別講演会
日時 2016年5月21日(土)15:30-17:10

講演
The Mosque of Sultan Hasan: Pious Patronage or Extravagance

 Doris Behrens-Abouseif(ロンドン大学東洋アフリカ研究学院名誉教授)

■ Karateke教授特別講演会
日時 2016年4月13日(土)17:00-18:30

講演
Ottoman Imperial Ceremonial: Why it Matters for the Sultan’s Legitimacy?

 Hakan Karateke(Professor of Ottoman and Turkish Culture, Language and Literature, The University of Chicago)

共催:「イスラーム国家の王権と正統性--近世帝国を視座として」
(科学研究費補助金プロジェクト 代表:近藤信彰 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)

■七科研合同研究会 2015年度ユーラシア言語研究コンソーシアム年次総会「ユーラシア言語研究 最新の報告」
日時:2016年3月26日(土) 12:50~19:40

青山和輝 「トルコ見出し文に見られる格の用法」
江畑冬生 「サハ語とトゥバ語の文法対照:規則性と義務性」
藤代 節 「ツングース語調査資料に混じっていたチュルク語シャーマンの唄(?)」
早田清冷 「日本語話者によって記録された順治期満洲語: 予備的考察」
早田輝洋 「初期満洲語の語中スペースに関する予備的報告」
早津恵美子 「日本語の使役文に対応する“非使役文(原動文)”」
角道正佳 「土族語のConjunct/Disjunctについて」
岸田泰浩 「属格をめぐって」
児倉徳和 「シベ語における動作主性と知識管理:試論」
久保智之 「新疆シベ族の満洲語の読音」
栗林 裕 「現代トルコ語のV+V型複合動詞の諸問題」
松本 亮 「エヴェンキ語の動詞につく接辞-vについてー動詞における自他の派生」
大﨑紀子 「『マナス』に見るキルギス語のヴォイス接辞と複雑動詞述語」
奥 真裕 「トルクメン語の定形動詞 ―コピュラ-dIrを含む要素を中心として」
澤田英夫 「ロンウォー語複動詞構造の構成素性テスト」
荒川慎太郎 「西夏文字草書体に関する近年の研究について」
菅原 睦 「チャガタイ語におけるペルシア語翻訳構文について」
菅沼健太郎 「現代ウイグル語のアクセントに関する予備的考察:トルコ語との比較」
植田尚樹 「モンゴル語ハルハ方言の母音長に関する知覚実験」
梅谷博之 「モンゴル語ハルハ方言の人称所属小辞の音韻的特徴」
王 海波 「満洲語口語における音素交替と語幹の境界線について」
山田洋平 「モンゴル語の形動詞形が主節の述語になる条件」
吉田浩美 「最近のフィールドノートから―スペイン領バスク自治州のバスク語― 世代間の文法の相違に関する一報告 ―バスク語アスペイティア方言の場合―」
林 徹 まとめのコメント

■2016年国際ワークショップ「ジューンガルに関する歴史研究最前線」
日時 2016年1月23日(土)13:00-18:20

英雄、賊寇と奇貨:十八世紀ユーラシア草原と清朝の間のロブザンショノ
                       ボルジギダイ・オヨーンビリグ(中国人民大学)
乾隆年間における漢地のオイラト降人について 林士鉉(国立台北大学)
ガルダンツェリンとその仏教典籍事業について ミャンガート・エルデムト(中央民族大学)
ホルゴスとキャフタ:トルグートのチベット巡礼路  井上岳彦(北海道大学)
               コメンテーター: 沈衛栄(中国人民大学)
十八世紀前半のトルファン―ジューンガルの東辺/清の西辺― 小沼孝博(東北学院大学)
ジューンガルとダイチン・グルンの国境交渉について  承志(追手門学院大学)
総合討論

■Kashmir Workshop (International Workshop on Pre-modern Kashmir 2015)
日時 1日目: 2015年9月23日(水・祝)13:00-17:40
2日目: 9月24日(木)10:00-16:45

The First Day (13:00-17:40)
Speakers:
Alexis SANDERSON (Professor Emeritus, Oxford University)
Yasuke IKARI (Professor Emeritus, Kyoto University)
Bill MAK (Hakubi Center, Kyoto University)
Kiyokazu Okita (Hakubi Center, Kyoto University)

The Second Day (10:00-16:45)
Speakers:
Yuko YOKOCHI (Kyoto University)
Satoshi OGURA (JSPS)
Yuki TOMONARI (JSPS)
Akane SAITO (JSPS)
Satoshi NAIKI (Kyoto University)
Yohei KAWAJIRI (Chikushi Jogakuen University)
Somdev VASUDEVA (Kyoto University)

■ 2015年3月27日(金)
(八科研合同研究会)2014年度ユーラシア言語研究コンソーシアム年次総会
「ユーラシア言語研究 最新の報告」

植田尚樹(京都大学大学院)「モンゴル語の語頭 r について」
梅谷博之(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)「モンゴル語における形容詞を修飾する不変化詞」
角道正佳(大阪大学)「土族語互助東山方言のイントネーション」
山越康裕(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)「ブリヤート語の文末所有人称小詞」
山田洋平(東京外国語大学大学院)「チチハル・ダグール語の再帰所属接辞」
青山和輝(東京大学大学院)「トルコ語中立形の属性叙述について―非人称受身の分析を通じて」
ディリック セバル(岡山大学大学院)「トルコ語チャナッカレ方言の述語形式-(y)IKについて」
江畑冬生(新潟大学)「サハ語の補助動詞に関する予備的考察」
大﨑紀子(京都大学)「キルギス語の複雑動詞述語に関する予備的考察」
栗林裕(岡山大学)「ハラジ語―イランで話されているチュルク系言語―」
佐藤久美子(長崎外国語大学)「トルコ語におけるピッチの圧縮現象に関する一考察」
菅原睦(東京外国語大学)「チュルク語名詞形態論における’Oblique base’」
菅沼健太郎(九州大学大学院)「現代ウイグル語における「核と周辺」構造:r挿入に着目した研究」
藤代節(神戸市看護大学)「ドルガン語とヤクート語の「再接触」―規範と言語形成―」
岸田泰浩(大阪大学)「間接的エヴィデンシャリティにおける意味と形態の対応について」
澤田英夫(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)「ビルマ語群の非使役-使役動詞対」
吉田浩美(神戸市外国語大学)「バスク語の後置詞と格語尾についての予備的考察」
鍛治広真(東京大学)「エウェン語形態論における不規則性」
児倉徳和(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)「ツングース諸語の動詞形態音韻論における母音語幹と子音語幹の対立」
久保智之(九州大学)「満洲語とシベ語の数詞についての若干の覚え書き」
松本亮(京都大学)「現代エヴェンキ語にある複合語の種類」
王海波(東京大学大学院)「満洲語方言同源語辞書の構築―編集の進捗状況および通時的音韻論研究における応用について―」

総括 林徹(東京大学)

■ 2015年3月18日(水)
Luke Treadwell博士 特別講演会

場所 京都大学人文科学研究所1階セミナー室1

Dirhams for Slaves, Furs and Amber: Islamic Trade with Europe and the Northern Lands in the 9th and 10th Centuries

Luke Treadwell氏(オクスフォード大学東洋学部准教授)

■ 2014年12月6日(土)、7日(日)

国際コロキウム Ancient Iran: New Perspectives from Archaeology and Cuneiform Studies (主催:IJPAT (Iran-Japan Project of Ancient Texts)

12月6日(土)
Kazuya Maekawa, Iran-Japan Project of Ancient Texts: A Brief History

Shunsuke Watanabe ─ Hirofumi Teramura, 3D Modelling of the Cuneiform Tablets and the Bricks Possessed by the National Museum of Iran

Sharareh Farokhnia ─ Katrien De Graef, The Emergence of Early Complexity in Tape Hissar

Sedigheh Piran, Seal Impressions from Tal-i Malyan (The Collection of Inscription Department of the National Museum of Iran)

Yasuyoshi Okada, Archaeology of Chogha Zanbil and its Conservation in the World Heritage Context

12月7日(日)
Florence Malbran-Labat, Elamite, an Unnamed Language: Current Status

Wakaha Mori ─ Kazuya Maekawa, A Sumerian Royal Inscription and a Sumerian Administrative Record from Ur III Anšan

Piotr Steinkeller, The Role of Elam in the Inter-Regional Exchange of Metals: Tin, Copper, Silver, and Gold in the Second Half of the Third Millennium BC.

Kazuya Maekawa, Susa and Girsu-Lagaš in the Ur III Period

Katrien De Graef, A Game of Thrones? The Institutionalization and Political Structure of the Sukkalmah Regime (1930-1450 BC)

Akiko Tsujita, Divine Names in the School Texts from Susa

Eiko Matsushima, A Royal Inscription of Huteldush-Inshushinak from Tall-i Malyan

Yoko Watai, Transfer of Statues of the Divinities and Worship from Babylonia to Elam in the First Millennium BCE

Toyoko Kawase, Masons and Quarries in the Persepolis Royal Economy

Seiro Haruta, Historical Importance of the Izeh Plain: Viewed from Later Periods

■ 2014年3月19日(水)
Edmund Herzig 教授講演会
“The Balkh Art and Cultural Heritage Project:
New Research in the Urban History and Archaeology of Afghanistan and Central Asia”
Edmund HERZIG氏(オクスフォード大学東洋学部教授)

主催:京都大学人文科学研究所
会場:京都大学人文科学研究所1階セミナー室1

■ 2013年12月15日(日)
Christian Bromberger ブロンベルジェ教授講演会
「ジャンギャリー運動のネットワーク~ギーラーンにおける革命運動の地域性と国際性 (“The Jangali networks: Localism and internationalism in Gilân revolutionary movement (1915-1921)”)」

主催:「イラン人によるネットワーク型社会運動の系譜と、その政治化に際しての諸問題の検討」(科学研究費助成事業、代表 山岸智子)

■ 2013年3月5日(火)
N. Sims-Williams博士講演会
(1)「トルファン出土のキリスト教ソグド語写本に関する最近の研究について(“Recent work on the Christian Sogdian manuscripts from Turfan”)」

(2)「北部アフガニスタン出土のバクトリア語文書の書体と年代判定(“Palaeography and chronology of the Bactrian documents from Northern Afghanistan”)」

主催:科研費補助金プロジェクト「新出マニ教絵画を援用した中世イラン語の研究」(研究代表者:吉田豊京都大学文学研究科教授)、京都大学人文科学研究所共同研究班「イスラムの東・中華の西」(班長:稲葉穣 京都大学人文科学研究所教授)
共催:(財)東洋文庫

■ 2013年2月11日(月・祝)
公開シンポジウム「西田龍雄先生の学問を偲ぶ」
 主催:西田龍雄博士論集刊行委員会
 第1部 「西田龍雄先生と学問研究」
 第2部 「西田龍雄先生の教育と人柄」
 第3部 「西田先生を偲ぶ会」

■ 2012年11月18日(日
国際ワークショップ「中央ユーラシアにおける古文書の保存と研究」
 共催:京都外国語大学国際言語平和研究所
     NIHUプログラム・イスラーム地域研究東洋文庫拠点
基調報告「フェルガナ盆地の諸博物館におけるカーディー文書の保存状況(過去と現在)」
 Bohodir J. HOSHIMOV氏(ウズベキスタン共和国フェルガナ州立郷土博物館長)
コメント1: 矢島洋一氏(京都外国語大学)
コメント2: Marsil N. FARKHSHATOV氏(ロシア科学アカデミー・ウファ学術センター歴史言語文学研究所バシコルトスタン歴史・文化史部主任)

■ 2012年2月10日(金)
「オスマン朝の法廷記録簿について」
  ビルギン・アイドゥン氏 (イスタンブル・メデニイェト大学文学部・歴史学科長)

共催:京都外国語大学国際言語平和研究所
   イスラーム地域研究東洋文庫拠点公募研究
   「イスラーム圏におけるイラン式簿記術の展開:オスマン朝治下において作成された帳簿群を中心として

■ 2011年9月25日(日
庄垣内正弘先生学士院賞受賞記念特別講演会
「文献言語学の研究法」
庄垣内正弘 氏 (京都大学名誉教授、京都産業大学客員教授)

■ 2010年12月17日(金)
“Uneven-Modernization and the Future of Democratization in Iran”
フェルドスィー・アリー Ali Ferdowsi 氏 (カリフォルニア州ノートルダム・ド・ナムール大学 歴史・政治学部教授)

■ 2009年10月31日(土)
“The Crimean Khanate: the last Genghisid state in Europe and its diplomatic relations with Poland-Lithuania and Russia (15th-18th century)”
ダリュウシュ・コウォジェイチク Dariusz Kolodziejczyk 氏 (ワルシャワ大学歴史学部准教授、北大スラブ研究センター外国人研究員)

■ 2009年3月7日(土
共催: イタリア国立東方学研究所、フランス極東学院、京都大学人文科学研究所人文学国際研究センター
“The Contested Legacy: The Mongol Factor in the Manchu Conquest in China”
ニコラ・ディ・コスモ Nicola di Cosmo 氏

■ 2009年2月22日(日)
共催: 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所中東イスラーム研究教育プロジェクト
“Rituals and Symbolic Communication at Mongol Courts, 13th-14th Centuries”
ビルギット・ホフマン Birgitt Hoffmann 氏 (ドイツ バンベルグ大学)
“Aspects of Persianate Education in Post-Turmid Central Asia”
マリア・シュッペ Maria Szuppe 氏 (フランス CNRS「インド・イラン世界」)

■ 2008年11月22日(土)西田龍雄先生傘寿記念リレー講演会
司会:吉田 豊 氏(京都大学大学院文学研究科教授)
趣旨説明:庄垣内 正弘 氏(京都産業大学客員教授)
「言語理論と日本語」 坂本 勉 氏(九州大学人文科学研究院教授)
「印欧諸語」 吉田 和彦 氏(京都大学大学院文学研究科教授)
「チベット=ビルマ諸語」武内 紹人 氏(神戸市外国語大学教授)
「アルタイ諸語」藤代 節 氏(神戸市看護大学准教授)
「フィールド言語学」梶 茂樹 氏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授)
総評:西田 龍雄 先生

■ 2008年9月12日(土)
「英雄叙事詩『マナス』にみるキルギス語の受動接尾辞・再帰接尾辞の意味と機能」
大崎 紀子 氏 (ユーラシア文化研究センター員)
“On the internal contact of some Inner Asian Turkic languages”
アブドゥリシット・ヤクプ Abdurishid Yakup 氏 (ベルリン・ブランデンブルグ科学アカデミー)

■ 2008年8月22日
「ウイグル仏教における契丹仏教の影響 -唯識章疏を中心に-」
   橘堂 晃一 氏 (龍谷大学仏教文化研究所研究員)
“Mahmud al-Kasγari and Old Tukic”
ペーター・ツィーメ Peter Zieme 氏 (ベルリン・ブランデンブルグ科学アカデミー)

■ 2007年12月21日
“Modern Hagiographic Process: Elements for a Historical Sociology of Soviet Islam”
     フランス国立科学研究院 ステファン・デュドワニョン Stephane Dudoignon 氏
“Contemporary Jahriyya Sufi Brotherhoods of Central Asia and their Ritual Practices (From Ritual to Social Integration)”
ウズベキスタン科学アカデミー バフティヤール・ババジャーノフ Bakhtiyar Babadjanov 氏

■ 2005年11月26日
「西夏語研究五十余年」    京都大学名誉教授 西田 龍雄 氏

■ 1993年8月30日
13-16世紀中央アジア・イラン国際シンポジウム 第27回定例講演会を兼ねる

■ 1991年5月14日~17日
日中合同契丹文字研究国際シンポジウム 於羽田記念館・アピカルイン京都
5月14日レセプション  アピカルイン京都
5月15日特 別 講 演   羽田記念館
「契丹文哀册碑石出土のいきさつについて」 京都大学 名誉教授   田村 實造 氏
拓本・書籍展示   羽田記念館
研 究 発 表   アピカルイン京都
「若干契丹大字的解読及其它」中国社会科学院民族研究所民族歴史研究室 研究員  劉 鳳 氏
「耶律氏銘石考」 赤峰市政協 副主席  蘇 赫 氏
「略論“契丹語研究”及其相関問題」中国社会科学院民族研究所民族歴史研究室 副研究員 于 宝麟 氏
「契丹漢字音探源 -契丹小字によって表記された漢字音とその体系について-」神戸市外国語大学 名誉教授   長田 夏樹 氏
5月16日
研 究 発 表   アピカルイン京都
「契丹小字数詞“影子字”探」内蒙古大学 教授   陳 乃雄 氏
「契丹字銅鏡新釈」香港中文大学中国語文学系 高級講師   阮 廷 氏
「契丹小字研究の基本的問題」京都大学 教授   西田 龍雄 氏
総 括(座談会)
お別れ夕食会   羽田記念館

■ 1983年9月15日
インターナショナル・クリルタイ  (第8回定例講演会を兼ねる)

そ の 他
■ 1997年10月25日
中央アジアの古代語-死語の研究-
「ティムール朝期のウイグル文字文献について」菅 原  睦 (東京外国語大学 助手)
「ウイグル文高昌亦都護世勲碑にみえるカガンとイドゥククト」梅 村  坦 (中央大学 教授)
「中世初期東トルケスタン文献の書法の特徴について」(ロシア語)L. Ju. トゥグーシェワ (ロシア科学アカデミー東方学研究所 上級研究員)
「ウイグル語と新ウイグル語の関係について」(英語)P. ツィーメ (ベルリン科学アカデミー言語学研究所チュルク語科)
「ウイグル語文献『大百蓮社経』の研究」(中国語)耿  世 民  (中央民族大学 教授)
「西夏語道教文献について」(ロシア語)E. I. クチャーノフ (ロシア科学アカデミー東方学研究所 所長)
<主 催>
国際学術研究「北・中央ユーラシアのチュルク系極小言語の調査研究」
基盤研究(A)「ロシア所蔵中央アジアの古代語文献の総合的研究」
この研究会は、 文部省科学研究費によるシンポジウム「チュルク系極小言語と中央アジアの古代語-危機言語と死語の研究-」の第2日目に相当する。第1日目の研究会は「チュルク系極小言語:危機言語の研究」と題して10月24日に京大会館にて実施された。

■ 開設記念シンポジウム
2004年5月15日
「京都大学における中央ユーラシア研究の軌跡-歴史・考古・言語-」
於 ユーラシア文化研究センター(羽田記念館)第52回羽田記念館講演会を兼ねる
挨拶  京都大学総長   尾池和夫
  前文学研究科長   紀平英作
開会の辞
  文学研究科長    藤井譲治
シンポジウム
  司会        濱田正美(神戸大学教授)
「満蒙・中央アジア史」間野英二(京都大学名誉教授・歴史学)
    コメント         濱田正美

「敦煌学」竺沙雅章(京都大学名誉教授・歴史学)
  コメント         高田時雄(京都大学教授)
「古代文明の形成と文化交流-黄河流域と中央アジアとメソポタミア-」  小野山節(京都大学名誉教授・考古学)
   コメント         前川和也(京都大学教授)
「漢蔵語研究の動向」 西田龍雄(京都大学名誉教授・言語学)
  コメント         吉田和彦(京都大学教授)
総括           濱田正美
閉会の辞  センター長       庄垣内正弘