京都大学中国文学会

中国語学中国文学研究室 京都大学中国文学会

規約(抜粋)

この会は学術誌『中國文學報』の発行、年一回の例会における学術発表を通じて研究の成果を公表し、学術の発展に寄与することを目的とする。

この会の会員は京都大学文学部中国語学中国文学専修の卒業者、または文学研究科中国語学中国文学専修の修了者とする。但し、会員の強い推薦があった場合、上記の条件を満たさずとも入会を認めることがある。

運営は京都大学文学研究科中国語学中国文学研究室に在籍する学部生、院生が主体となって行うこととする。会の重要事項については、在籍生の討議を経て多数決で決定される。

事務局への連絡

〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学文学部中国語学中国文学研究室内 中国文学会
Tel:075(753)2825

中国文学会開催履歴(敬称略。所属はいずれも開催当時のものです。)

◆第三十九回例会 2024年7月20日(土)
「空海の書論とその典故」 仲村 康太郎(京都大学)
「「碩人」をさがして:植物と昆虫と美のゆくえ」 稲垣 裕史(大阪大谷大学)
「『三国志演義』『水滸伝』から『金瓶梅』へ:近代的読書・近代的小説成立の観点から」 小松 謙(京都府立大学)

◆第三十八回例会 2023年7月8日(土)
「中国古典詩文における「猿鳴」:山の奥から文人の世界へ」 金 鑫(東京大学)
「元稹の詩風:杜甫の継承」 好川 聡(岐阜大学)
「「遊石門詩序」と、遊覧詩序の系譜および「遊天台山賦」」 佐竹 保子(大東文化大学)
「小川先生:その鈴木虎雄『駢文史序説』油印本の発行について」 下定 雅弘(岡山大学名誉教授)

◆第三十七回例会 2022年7月9日(土)
「黄遵憲と石川鴻齋」 趙 偵宇(南山大学)
「独遊する山水:廬山慧遠と謝霊運の詩をめぐって」 堂薗 淑子(愛知教育大学)
「梁山泊副頭領、盧俊義から「敕勒歌」まで」 金 文京

◆第三十六回例会 2021年7月10日(土)
「新世界における「旧詩人」の躍進:『呉宓詩集』を切り口として」 黄 詩琦(京都大学)
「「王孟」再考」 二宮 美那子(滋賀大学)
「汪精衛の詩と詩論をめぐって」 平田 昌司

◆第三十五回例会 2020年7月18日(土)
「張資平作品における時代病:男の肺結核、女のヒステリー」 祝 世潔(京都大学)
「空海の『三教指帰』について:辞賦の文体と密教思想の萌芽」 Nicholas Morrow Williams(香港大学)
「杜甫の作った冷麺:「槐葉冷淘」の詩について」 興膳 宏

◆第三十四回例会 2019年7月20日(土)
「爛柯説話「王質」の変容とその背景」 伊藤 令子(京都大学)
「韓愈の天人観と先秦諸子の受容について」 鈴木 達明(愛知教育大学)
「漢字文化をめぐるハードとソフト」 阿辻 哲次(漢検漢字文化研究所)

◆第三十三回例会 2018年7月28日(土)
「江戸時代における白話文学の読まれ方の一端:『西廂記』を中心に」 楊 維公(京都大学) 
「近代中国における「自然人」の系譜について」 津守 陽(神戸市外国語大学)
「杜甫における独善:仙道と仏教への憧憬をめぐって」 下定 雅弘(岡山大学名誉教授)  

◆第三十二回例会 2017年7月22日(土)
「六言詩の韻律について:日中詩話を中心に」 蕭 振豪(香港中文大学)
「『詩界革命』再考:黄遵憲・梁啓超と明治漢詩の関わり」 蔡 毅(南山大学)
「『文選』をめぐって」 川合 康三(國學院大學)

◆第三十一回例会 2016年7月23日(土)
「琵琶曲啄木考:北宋文人の聴いた音楽」 早川 太基(京都大学)
「神山の変容:崑崙山の描写を中心に」 大野 圭介(富山大学)
「身と心:白居易『自戯三絶句』をめぐって考えたこと」 中原 健二(佛教大学)

◆第三十回例会 2015年7月18日(土)
「鮑照の詩賦における街の描写」 山本 浩史(京都大学)
「紹興宣巻と『太平宝巻』:上演・抄本・石印本」 松家 裕子(追手門学院大学)
「枕の上の金詞をめぐって:夢と哀傷の系譜」 高橋 文治(大阪大学)

◆第二十九回例会 2014年7月19日(土)
「顔真卿『懐素上人草書歌序』をめぐる疑問」 成田 健太郎(京都大学)
「『索隠述賛』の文体」 谷口 匡(京都教育大学)
「小川環樹先生の漢詩:詩誌『雅友』による」 深澤 一幸(大阪大学名誉教授)

◆第二十八回例会 2013年7月20日(土)
「『三幅書』について」 山本 孝子(大阪大学)
「明代夢文化研究のパースペクティブ」 大平 桂一(大阪府立大学)
「傑作の理由:漢詩もまた編集である(教員養成大学の授業より)」 亀山 朗(滋賀大学)

◆第二十七回例会 2012年7月14日(土)
「天台外典利用考:『兼名苑』所収の唐代初期の造字故事について」 佐藤 礼子(京都大学)
「女性史/ジェンダー史と中国古典詩文研究」 野村 鮎子(奈良女子大学)
「邵雍「歓喜吟」をめぐって」 森 博行(大阪大谷大学)

◆第二十六回例会 2011年7月23日(土)
「周作人のリチュアリズム」 福嶋 亮大(京都大学)
「蛙の意象について」 愛甲 弘志(京都女子大学)
「漢代における演劇の可能性」 小南 一郎(龍谷大学)

◆第二十五回例会 2010年7月10日(土)
「劉楨詩論」 猿渡 留理(京都大学)
「韋君宜から見た中国革命史再構築の試み:作家、編集者、革命家の視点から」 楠原 俊代(同志社大学)
「外交官 堀口九萬一の漢詩について」 西村 富美子

◆第二十四回例会 2009年7月11日(土)
「中唐における「吏隠」の展開」 二宮 美那子(京都大学)
「美の独立と人の独立:王国維の哲学・文学論を通して」 銭 鷗(同志社大学)
「陸放翁研究余話」 一海 知義

◆第二十三回例会 2008年7月14日(土)
「状元宰相の饒舌:文天祥『指南録』を読む」 稲垣 裕史(京都大学)
「校勘から生成論へ:宋代の詩文集注釈、特に蘇黄詩注における真蹟・石刻の活用をめぐって」 浅見 洋二(大阪大学)
「中華学人追憶」 横山 弘

◆第二十二回例会 2007年7月14日(土)
「短打戯について」 稲澤 夕子(京都大学)
「山野へのまなざし:六朝期、詩人の「個」とその表現をめぐって」 原田 直枝(南山大学)
「郭璞「山海経図讃」と陶淵明「読山海経」詩」 興膳 宏

◆第二十一回例会 2006年7月29日(土)
「中唐の「回想」詩:その蛮夷描写をめぐって」  好川 聡(京都大学)
「盛唐辺塞詩と音楽」 中 純子(天理大学)
「蘇軾断想」 山本 和義

◆第二十回例会 2005年7月30日(土)
「高麗朝における中国学受容:「学蘇」と「学杜」をめぐって」 鄭 墡謨(京都大学)
「飛燕外伝の成立時期と作者について」 三枝 茂人(名古屋外国語大学)
「明嘉靖年間の黄善夫刊本史記模刻本について」 今鷹 眞

◆第十九回例会 2004年6月26日(土)
「鮑照詩の特異性」 堂薗 淑子(京都大学)
「民国期小説の母親像」 濱田 麻矢(神戸大学)
「記憶の中の吉川先生」 筧 文生(立命館大学)

◆第十八回例会 2003年6月28日(土)
「沈従文の小説にみる「郷土」の形成」 津守 陽(京都大学)
「『史記』と漢代のものがたり」 谷口 洋(奈良女子大学)
「古文家祝允明と鬼神」 松村 昂

◆第十七回例会 2002年6月29日(土)
「姜太公封神考」 尾崎 勤(京都大学)
「六朝の「好風景」」 齋藤 希史(国文学研究資料館)
「唐代口語釈義拾遺:王梵志詩・寒山詩を中心にして」 中鉢 雅量(名古屋外国語大学)

◆第十六回例会 2001年6月30日(土)
「模擬詩の変遷について:六朝から唐にかけて」 辛 夏寧(京都大学)
「清末という時代と三侠五義」 上野 隆三(立命館大学)
「秦婦吟秀才の憂愁」 雑喉 潤(名古屋芸術大学)

◆第十五回例会 2000年6月24日(土)
「歴史を書く人々」 永田 知之(京都大学)
「風景再考」 高津 孝(鹿児島大学)
「小説とその舞台:廃都と豊乳肥臀」 吉田 富夫(佛教大学)

◆第十四回例会 1999年6月26日(土)
「元稹の女性に関する詩」 姜 若冰(京都大学)
「劉禹錫詩の詩体の変化について」 下定 雅弘(帝塚山学院大学)
「初期世代の女子学生と中文研究室」  筧 久美子(奈良大学)

◆第十三回例会 1998年6月27日(土)
「翻訳劇の演目をめぐって:戦争勃発までの一九三〇年代を中心に」 夏 嵐(京都大学)
「唐代楽府文学研究中的若干問題」 葛 暁音(東京大学・北京大学)
「色目詩人丁鶴年について」 入谷 仙介

◆第十二回例会 1997年6月28日(土)
「訴訟のうた:呉聲・西曲について」 森田 浩一(京都大学)
「抓壮丁と文学」 中 裕史(南山大学)
「白居易の杭州赴任:資料としての詩文」 村上 哲見(奥羽大学)

◆第十一回例会 1996年6月29日(土)
「蘇軾の歸田と買田」 湯浅 陽子(京都大学)
「温庭筠の美意識について」 山本 敏雄(愛知教育大学)
「夔州を想う:杜甫研究餘論」 黒川 洋一(大阪工業大学)

◆第十回例会 1995年6月24日(土)
「劉歆『上山海経表』をめぐって」 大野 圭介(京都大学)
「唐代道教詩雑説」 深沢 一幸
「漱石詩雑説」 一海 知義

◆第九回例会 1994年6月25日(土)
「もうひとつの文筆説」 幸福 香織(京都大学)
「講史小説はどのようにして作られたか」 小松 謙(京都府立大学)
「車王府曲本について」 岩城 秀夫(佛教大学)

◆第八回例会 1993年7月3日(土)
「柳宗元の歴史観と唐代の史学」 副島 一郎
「山人について」 金 文京
「時には語言学家のように」 尾崎 雄二郎

◆第七回例会 1992年7月11日(土)
「新時期文学における愛の諸相」 三枝 裕美
「〈瀟湘〉考:瀟湘の所在と〈瀟湘〉文学の形成」 戸崎 哲彦

◆第六回例会 1991年6月29日(土)
「凉山彝族の新文学」 小門 典夫
「宋人と「悼亡」」  中原 健二
「中国語を考える」 田中 謙二

◆第五回例会 1990年6月23日(土)
「文采派の雜劇について」 要木 純一
「現代文學のモダニズム」 浅野 純一
講演「今日まで歩いてきた道」 入矢 義高

◆第四回例会 1989年6月24日(土)
「後漢の宴席と挽歌」 松家 裕子
「金元墓の孝子図と元曲」 高橋 文治
講演「中国文学報創刊の頃」 清水 茂

◆第三回例会 1988年6月25日(土)
「玉台新詠の思婦について」 畑山 桂子
「贈答詩から窺える建安文学史(表現史)の一側面」 亀山 朗
講演「中国文学の昔話」 小川 環樹

◆第二回例会 1987年6月20日(土)
「北朝文学から初唐文学へ:その基礎的検討」 道坂 昭廣
「大黄河見聞記:流域の人とくらし」 後藤 多聞

◆第一回例会 1986年6月7日(土)
「山西中南部の戯曲文物とその研究状況の紹介」 赤松 紀彦
「題画詩より見た蘇東坡と黄山谷」 大野 修作

最終更新日 2024/12/12