博士論文(課程博士)
【令和5年度】
- 藤田風花 中近世キプロスの教会と社会―東地中海世界の視点から―
【令和3年度】
- 浮網佳苗 近現代イギリスの消費文化と生活協同組合
【平成31年度】
- 谷口良生 議会共和政の動態的構造―フランス第三共和政前期(1870-1914年)における「議会政治の空間」-
- 杉本陽奈子 紀元前4世紀アテナイをとりまく商業活動を支えたメカニズムに関する考察―海上交易と銀行業を中心に―
- 増永理考 ローマ帝政前期小アジアにおける都市社会の研究―都市による文化資本運用をめぐって―
【平成30年度】
- 福元健之 ロシア領ポーランドにおける多民族社会の変容―地方医療の生成と分解(1899-1918年)―
【平成27年度】
- 岸本廣大 重層的な古代ギリシアの共同体に関する研究―コイノン・エトノス・ポリス―
【平成25年度】
- 藤井翔太 近・現代イングランド社会とプロ・フットボールのガバナンス―フットボール争議の分析を中心に―ポリス―
【平成24年度】
- 西村昌洋 後期ローマ帝国における頌辞と政治文化―言説・統治の技法・ローマ理念―
【平成23年度】
- 南雲泰輔 ローマ帝国の東西分裂―ローマ帝国解体期の政治行政史的研究―
【平成22年度】
- 梶さやか 19世紀前半旧「共和国」領におけるリトアニア概念の変容―国家の記憶と共同体―
- 菊池信彦 フランシスコ・ピ・イ・マルガルの生涯とその思想―19世紀スペインにおける連邦主義と歴史認識―
- 高田良太 中世後期クレタの都市社会と民族集団
- 福嶋千穂 近世ポーランド・リトアニア「共和国」のルテニアにみる地域と教会
【平成21年度】
- 山中聡 テルミドール9日以降の国家と宗教
- 疋田隆康 古代ケルト文化とその表象に関する研究
- 佐野光宜 古代ローマ社会の結節点―コレギアと見世物を通じた社会史的研究―
【平成20年度】
- 園屋心和 フランスのヨーロッパ支配とその影響下のドイツ(1794/1806-1814年)―近代化、ナショナリズム、世論―
【平成19年度】
- 佐藤公美 中世北イタリアの地域国家と社会―在地社会・党派・紛争と平和―
【平成18年度】
- 藤井真生 中世チェコの政治的統合 ―君主、貴族、共同体―
- 図師宣忠 中世盛期都市トゥールーズにおける文書と権力―王権による南フランス統治の諸相―
- 橋川裕之 コンスタンティノープル総主教アタナシオスと末期ビザンツ帝国の危機
- 庄子大亮 古代ギリシアにおける神話・伝説の創造と機能
【平成17年度】
- 櫻井美幸 宗教改革期における都市と教会 ―都市ケルンを中心に―
【平成14年度】
- 青谷秀紀 中世低地地方の歴史記述 ―フランドルとブラーバンドにおけるその展開―
- 金澤周作 近代英国におけるフィランスロピー
- 竹中幸史 フランス革命期ルーアンのジャコバン=クラブ ―「政治的ソシアビリテ」と文化変容―
- 藤内哲也 近世ヴェネツィアの権力構造 ―「柔らかな寡頭政」と「社会的上昇」をめぐって―
【平成13年度】
- 井上文則 軍人皇帝時代の研究 ―3世紀におけるローマ帝国の変容―
- 伊藤順二 世紀転換期グルジアの農民運動
- 櫻井康人 前期エルサレム王国の構造 ―ブルジョワ・騎士修道会・高位聖職者―
【平成12年度】
- 宮川剛 近世ロンドンの教区と救貧
【平成10年度】
- 桑山由文 ローマ元首政における政治支配層の変容
- 中村敦子 11・12世紀アングロ=ノルマン王国における貴族社会の研究
【平成9年度】
- 田中俊之 中世後期ドイツにおける都市統治理念と社会構造
- 北村麻子 古典期アテナイにおけるフィリアと共同体 ―法廷弁論にみる親族・ヘタイレイア・国家―
【平成8年度】
- 尾崎秀夫 インノケンティウス4世における教皇論
- 小林功 中期ビザンツ帝国の社会と皇帝権力 ―9世紀を中心として―
- 高田京比子 中世ヴェネツィアにおける家と親族 ―海洋型都市国家の構造・発展の諸相―
修士論文(大学院入学を含む)
【令和5年度】
- 20世紀初頭ガリツィアにおけるポーランド系政党と政治の急進化
- アレクザンダー・ワースと人民戦線期のフランス
- 初期キリスト教における司教の権力と食―アウグスティヌスの感覚史的分析の試み―
- 12世紀初頭における十字軍の物語の受容―参加者と非参加者の年代記の比較から探る―
【令和4年度】
- エドワード6世紀イングランドの宮廷と地方都市―異なる合意形成システムの平時における共存と危機における機能不全―
- 10-11世紀イベリア半島の聖人伝に見るキリスト教徒のイスラーム認識
- 前世紀転換期ハプスブルク帝国の空間的自己像―オーストリアにおける学校地理学雑誌を事例に―
- キケロの鳥卜の認識と利用―De Divinatione, 2.71-74―
【令和3年度】
- プトレマイオス朝エジプトにおけるギリシア人のアイデンティティ―ゼノン文書を例に―
- 16世紀前半フランスにおける福音主義者と宗教改革―ベルカンとルセルの行跡と死―
- リナルド・デッリ・アルビッツィに見る14世紀末-15世紀前半のフィレンツェ市民の人的紐帯―リミニのシニョーレ、カルロ・マラテスタとの関係を中心に―
- 怪物を見る、語ることの変化と脱魔術の見世物―王政復古期イングランドにおける怪物の他者性の変容―
【令和2年度】
- フランス総裁政府期の国民祭典と感情―トゥールーズを中心に―
- 「高等法院のフロンド」(1648-9年)における言説の闘争―摂政政府と高等法院による応酬をとおして―
- ピロポイメン像の変遷に見る歴史認識の諸相―パウサニアスの『ギリシア案内記』を中心に―
- アウグストゥスのイメージとカエサルの記憶の関係にみるローマ皇帝政治の成立―ウェレイウス・パテルクルスの『歴史』の分析から―
- 前世紀転換期ドイツにおける亡命者の末裔による歴史叙述―歴史家アンリ・トランとドイツ・ユグノー協会―
【平成31年度】
- イギリスにおける自伝―自己語りの歴史―
- 戦間期ポーランドにおけるファシズム運動の盛衰―活動家、地方、反ユダヤ主義の視点から―
- 17世紀ブルガリアのカトリック・コミュニティ―オスマン期バルカンのカトリックと宣教の実態―
【平成30年度】
- 共和政中期の変容とコルネリウス・スキピオ家―ノビリタスの理念、民衆との関わりを主軸として-
- 前4世紀アテナイにおける性規範と市民女性の社会的承認―法廷弁論の分析を中心に―
- 世紀転換期プラハ美術界のナショナリズムへの応答―美と自由な表現を求めて―
【平成29年度】
- 世紀転換期ロンドンの東欧ユダヤ人移民をめぐって―ユダヤ人一時援助施設と救世軍-
- 前1世紀ローマの東方での支配圏維持をめぐって―コンマゲネ王国を対象に―
- 属州パンノニアの河川輸送―サヴォア川・ドラヴァ川流域における持続と変化―
- 庭園革命論―近世ドイツにおける造園と自然観―
- ドイツ帝国成立前後の男声合唱運動―その理念と実体―
- 前モンゴル期ルーシ国家におけるポロヴェツの表象と実態
- 「境界域」の対抗宗教改革―ヴェネツィア領キプロスにおける正教徒とカトリック信徒―
- 13、14世紀チェコにおけるユダヤ人の法的・社会的地位
- 「周辺」の革命家カール・ラデックの思想と実践―第一次世界大戦前夜のドイツにおける外交評論とアジア情勢の認識を中心に―
- 15世紀末から16世紀におけるシュタットファイファーの活動とその社会的意義―ニュルンベルクの事例を中心に―
【平成28年度】
- 17世紀ハンガリー・トランシルヴァニアの政治言説に見る伝統の継承と変容―ボチュカイ・イシュトヴァーン蜂起(1604-1606)を事例として―
- 18世紀ポーランドにおける貴族女性と所領経営―アンナ・ヤブウォノフスカの指南書を手がかりに―
【平成27年度】
- 分領制期ノヴゴロド市民とルーシ諸公の関係
- ヘレニズム初期アテナイにおける民衆と政治―前307年復活民主政下の情勢から―
- スペンサー・ウィルキンソンとイギリス陸軍改革
- 二重体制期オーストリアにおける初頭教育と教師―青年教師運動から見る「下からの教育史」―
- 幸福の共同体―近代イギリスにおける協同組合運動の言語―
- 「不満の冬」(1978-9年)―英国を震撼させたストライキ―
【平成26年度】
- 近代ドイツにおけるカトリシズムの研究―カトリックに禁じられていた事―
- 絶対王政期フランスの王権と王立絵画彫刻アカデミー―建造物総監コルベールと在ローマ機関アカデミー・ド・フランスの事例から―
- フィレンツェの領域統治とres publica―1472年ヴォルテッラ反乱の事例―
- 11~13世紀ノルウェーにおける王権の伸張と国王聖人崇敬の確立―オーラヴ2世を例に―
【平成25年度】
- 世紀転換期ロシア領ポーランドにおける労働者とナショナリズム
- 日本イメージと近代ドイツ―ドイツ語メディアにおける日本イメージの受容と形成(1750-1850)
- ローマ元首政期小アジアにおける『見世物』と都市―アフロディシアスの事例から―
- オランダ共和国における宗派間関係と寛容の機能―1670年代ユトレヒトにおける公的領域を巡る闘争―
- イギリス領インドの統治と英語―英語教育導入期を中心に―
- コジモ1世紀(1537-1574)のフィレンツェと宗教的異端
【平成24年度】
- 啓蒙期スウェーデンの歴史叙述における国家観─スヴェン・ラーゲルブリンクの『スウェーデン王国史』を通じて
- オイキステスについて―古代ギリシアの植民活動にかんする一考察―
- カナダにおける世界大戦の表象の変遷
- 紀元前4世紀アテナイの海上交易商人と顕彰慣行
- 18世紀ベルリンにおけるボヘミア人移民と宗派問題―聖職者の論争を中心に―
- ローマ帝政前期における法の形成─農村社会の事例から─
【平成23年度】
- フランス第三共和政における代議員議員選挙の研究―二つの投票形態と候補者選択の過程―
- 14世紀前半のドイツ騎士団と騎士領―植民と領域政策―
【平成22年度】
- アカイア連邦におけるエトノスとコイノン―政治組織の分析を通じて―
- イギリス対中通商秩序の形成―東アジア国際関係の一起源としての法・外交・行政に依るシステム―
- 13世紀ドイツ騎士修道会の活動における聖地防衛の意味
- ジャン=ポール・マラーの革命思想と政治的実践―フランス革命期における「暴力」と政治の関係性―
【平成21年度】
- ナポレオン戦争期の英仏海峡における密輸人の活動について
- プガチョフ反乱像の変容
- コンスタンティノープル陥落後のビザンティン・ヘレニズムの展開―総主教ゲナディオス2世の著作を中心にして―
- 中世末期のドイツ北部における大学と社会
【平成20年度】
- 18世紀フランスの穀物自由化論争におけるポリスの変容―ガリアーニ、ディドロを中心に―
- 「封建革命」期における貴族心性の一考察―フルク・ネルラと「怒り」の心性分析から―
- 中世盛期フランドル都市アラスの発展
【平成19年度】
- 宗教改革初期のツヴィカウ
- オリエンス道長官フラウィウス・ルフィヌスの栄光と挫折―ローマ帝国の東西分裂期における官僚政治―
- D. V. コールンヘルトの寛容論―16世紀ネーデルラントにおける「良心の自由」をめぐって―
- 近代メキシコにおける国民統合―インディオ知識人アルタミラーノの著作をめぐって―
【平成18年度】
- ヨセフスを通して見る紀元1世紀のユダヤ人像
- Panegyrici Latini における弁論家と後期ローマ帝国―帝権との関わりと属州ガリア―
- 9世紀前半のビザンツ帝国における聖職者・修道士・皇帝―コンスタンティノープル総主教権をめぐって―
- 12世紀におけるビザンツ-ジェノヴァ同盟 ―コンスタンティノープル居留区民の軍役奉仕義務を介して―
- 13世紀アイスランドの社会変化と農民・首領・王―ヨーロッパ辺境地域における権力関係の一考察―
- 中世ロートリンゲンにおける地域意識と歴史意識
- S.A. ハルドゥーンの文化事業と近代上海
【平成17年度】
- ローマ帝政初期アレクサンドリアの人々とその世界―紀元後38年の紛争とActa Alexandrinorum の再考―
- ルクセンブルク家時代のチェコにおける王権と貴族
- 17世紀前半のブランデンブルクにおける宗教政策の変遷―「宗派体制化」論と二宗派体制―
- 17-18世紀都市空間ロンドンにおける「新聞」へのまなざし
- 世紀転換期イングランドにおけるプロ・フットボールの「ガバナンス」―財政規則論争におけるサッカー協会とフットボール・リーグの関係―
【平成16年度】
- 葬送活動からみたコレギア ―帝政前半期ローマにおける社会的結合関係の一断面―
- 19世紀スペインにおける「他者の歴史」に関する一考察―フランシスコ・ピ・イ・マルガルの歴史認識について―
【平成15年度】
- 18世紀初頭フランス重商主義政策とギュイエンヌ商業会議所 ―政策の展開と商人たちの対応を中心に―
【平成14年度】
- アカイメネス朝支配下小アジアにおけるギリシア化 ―小アジアにおける文化的ハイブリディティ―
- ポリュビオスとローマ共和政
- フランス革命期における政教分離体制の成立
【平成13年度】
- ガロ=ローマ社会におけるケルトの伝統
- ナポレオン時代のポーランドとリトアニア
【平成12年度】
- 18世紀末ティロールにおける地域と国家 ―1790年の領邦議会を中心に―
- 古代ギリシア周辺世界における英雄伝説の受容
- 12-13世紀のフランス「王国」と教会
- 12世紀におけるアングロ=ノルマン世界の拡大とスコットランド
- 『ステイト』誌と南アフリカ人の創造
【平成11年度】
- 14世紀ケルン大司教領におけるアムト制の形成と展開 ―領域政策とアムトの抵当化の視点から―
- 16世紀末ルテニアの教会合同 ―「ブレスト教会合同」の社会背景
【平成10年度】
- ナポレオン支配のドイツ・ライン連邦における「近代化」改革への影響
- 末期ビザンツ帝国におけるコンスタンティノープル総主教の教会政治 ―アトス山の管轄権移行(1312年)をめぐって―
- 13世紀チェコにおける貴族の台頭
【平成9年度】
- 「ガリエヌス勅令」をめぐって ― 3世紀における騎士身分の興隆―
- 中世後期ケルンにおける都市と教会 ―市参事会記録の分析を中心に―
- ロンバルディア同盟と12世紀北イタリアの政治構造
【平成8年度】
- エルサレム王国の権力構造―テンプル騎士修道会・聖ヨハネ騎士修道会の考察―
- 12世紀フランドルにおけるjustitia概念とプランシポーテの一体性―シャルル・ル・ボンの殉教と「正義と平和」―
- 中世末期フィレンツェにおける兄弟会
- 近代英国における「海難救助」の展開―難破、略奪、救助―
【平成7年度】
- 1905年バクーの労働運動と民族衝突
- フランス革命期ルーアンの民衆協会
- 近世初頭におけるヴェネツィアの市民階級 ―書記局官僚層を中心に―
- バイエルンの巡礼と対抗宗教改革
- 古代ギリシアにおける通過儀礼の社会的機能
卒業論文(大学院入学を含む)
【令和5年度】
- テオドシウス1世期の皇帝と高級官僚の権力関係―テオドシウス法典における官職売買の扱いの変化に注目して―
- 15世紀末スペインにおける食と宗教―ユダヤ人追放令(1492年)前後の異端審問記録から―
- フリードリヒ1世バルバロッサ治世期における権力と聖性
- 3世紀のローマ帝国の危機ロン―皇帝と元老院の関係を中心に―
- 18世紀フランスの作法書に見る女性像
- 初期ローマ帝国の皇帝権力―ユリウス=クラウディウス朝とフラウィウス朝の公職就任者の事例から―
- 19世紀末オスマン帝国の歴史叙述におけるギリシア人認識―『ジェヴデト史』におけるギリシア人独立戦争期の記述を中心に―
- 革命期フランスの農村におけるカトリック信仰―ヴァンデ地方を中心に―
- 1860年代前半のイタリア南部におけるブリガンテ―カルミネ・クロッコを中心に―
- 18世紀末から19世紀初頭のイギリスにおける奴隷認識の変容
- ローマ元首期の属州ガリアにおける名誉と競争
- 19世紀後半のフランスにおける香水と表象―広告を通した分析―
- サッチャー政権―キュリロスの事例を中心に―
- ヴィクトリア朝の女性旅行記における日本表象―明治日本旅行記を中心に―
【令和4年度】
- 19世紀のフランスにおける香料製品の広告の分析
- ローマ元首政期の属州ガリアの統治―都市とエリートから見る属州の政治―
- ヴィクトリア時代におけるイギリスの労働者階級の飲酒について
- ビザンツ帝国の帝位継承における血統の意義
- 古代末期における司教権力の拡大―キュリロスの事例を中心に―
- ローマ帝国辺境における軍のあり方―家畜の生産と供給の実態を分析して―
- 前1世紀のシチリアの超ポリス的紐帯
- ローマ帝政前期オスティアの外国人
- ローマ帝国における「任意団体」とキリスト教共同体―1世紀東部属州の事例の比較から―
- 後期ローマ帝国における官職売買合法化の背景について
- 王政復古期ロンドンにおける演劇受容―演劇“復興”の観点から―
- 17世紀前半におけるスペインの「衰退」―同時代人の認識を中心に―
- 図像史料から見る、15-16世紀における魔女像の変化
【令和3年度】
- カスティーリャ国王アルフォンソ6世とカトリックの関係について―典礼問題と「皇帝」の自称から考える―
- 世紀転換期のガリツィアにおける政治の大衆化とポーランド農民党
- 元首政初期のリウィア・ドルシッラの立場について
- 12世紀初頭における第1回十字軍についての認識―参加者の年代記から探る―
- 17世紀ボヘミアにおけるカトリック化の進展―宗派化的観点からの考察―
- 食を通したローマ人のアイデンティティ変容の考察―特に帝政期における牛肉の取り扱いに注目して―
- 14・15世紀ヴェネツィアにおける海事と造船慣行―『ロードス島のミカエルの書』と水中考古学による事例から―
- 18世紀における英米関係の変容―密貿易に注目して―
- 19世紀前半のニュージーランドにおける先住民と入植者の遭遇と社会的影響
- 「英国文明の花」?―好本督と前世紀転換期イギリスの視覚障害者―
【令和2年度】
- ヴァルド派に向けられた迫害と寛容さの構造―1488年ドーフィネにおける十字軍の前後を中心に―
- ポメリウム―都市ローマにおける聖なる境界の認識に関する考察―
- 9、10世紀頃のイベリア半島におけるキリスト教徒のイスラーム観
- 西欧における十一月蜂起以後のポーランド・イメージ―アイルランドとの相似言説を中心に―
- 後期ローマ帝国におけるゲルマン人観をめぐって―スティリコを中心に―
- アウグストゥス治世における社会階層の再編と固定化
- 12、13世紀のアイスランドにおけるアイデンティティ―スノッリ・ストゥルルソンを中心に―
- 合衆国における市民権運動とジャズ―デューク・エリントンを例に―
- コンスタンティヌス帝の宗教政策―アレイオス派をめぐって―
- 1370-1470年ハンザの一体化と限界―軍事同盟トホペザーテ―
【平成31年度】
- カール5世団長期の金羊毛騎士団―騎士団規約の検討を通して―
- エリザベス・ヘイリクの思想における奴隷と動物の苦しみ―1820年代のパンフレットを中心に―
- 4世紀アルメニアにおけるキリスト教会の活動と国内における意義―ネルセス1世の施策を中心に―
- 紀元前4世紀アテナイの交易と社会的価値観
- コンスタンティヌス帝の宗教政策―アレイオス派をめぐって―
- 近代転換期のクラウゼヴィッツ―1824年の「大破局時のプロイセンに関する記事」の再検討―
【平成30年度】
- 現代イギリスにおける帝国史叙述のあり方の変遷―1930, 70, 2010年代の歴史教科書を中心に―
- 16・17世紀ネーデルラントにおける画家の地位―絵画取引を通じて―
- 14世紀イングランドの修道院に見る肉食の実態―大勅書Summi Magistriの影響から―
- ローマ帝政期における「ギリシア」理念―パウサニアスの『ギリシア案内記』を中心に―
- 第一次ユダヤ戦争におけるユダヤ人過激派
- 16世紀前半におけるフランスと宗教改革―ルイ・ド・ベルカンLouis de Berquinの行跡と刑死―
- 美術品コレクターとしてのロレンツォ・デ・メディチ像の再検討―メディチ家とトルナブオーニ家の比較から―
- 1850年代におけるアイルランド人カトリックへの改宗運動―イングランド内の子供へ向けたプロパガンダとアイルランド教会伝道協会―
- 1920年代前半フランスにおける男女中等教育の「同格化」―ベラール改革期の女性アグレジェ協会―
- 16世紀末イングランドにおける使い魔信仰と悪魔学―ジョージ・ギフォードのA Dialogue Concerning Witches and Witchcraftsを中心に―
- 中世ヴェネツィア女性の自由―13世紀の遺言書を通して―
- 16世紀スペインにおけるローマの表象―スペイン王に関するローマの表象とコンキスタドールに関するローマの表象の比較検討―
- フランス総裁政府の目指した共和国―第一次総裁政府期の国民祭典から読み解く―
- 『怪物』と怪物の捏造について―図像とヴンダーカンマーにみる異形の近世―
- 近世フランスにおける国王の権力と国王顧問会議の機能について
【平成29年度】
- 中世後期フィレンツェにおける人の死による人的紐帯の変化
- 近世スペインのピカロ表象
- 元首制における法と裁判の機能―アウグストゥスの支配のしくみについて―
- プトレマイオス朝前期の王権とエジプト宗教―マアト概念を例に―
- 戦間期フランス海洋植民地連盟の活動―機関紙Mer et Coloniesにみる「海の帝国プロパガンダ」―
- 第二共和政期アルザスの「フランス併合二百周年記念祭」
- 独立戦争後のアメリカ合衆国における「先祖の日」祝祭の演説の意義―ジョン・クインシー・アダムズの事例から―
- 共和政末期ローマの宗教と祭り―前44年ルペルカリア祭の再解釈―
- 古代ローマ人の死に対する考え方
- 初期テューダー朝におけるプリヴィチェインバーの財政運営について―国王金庫を中心に―
- 15世紀ジェノヴァにおける民間の紛争解決からみるパトロネイジ関係と嫁資―コロンボ家関連公証人文書から―
- 9世紀フルダ大修道院において音楽がもつ意味
- 宗教改革期ドイツにおける「宗派化」理論について
- 前2世紀におけるスキピオ・アフリカヌスの台頭とローマの政治
- アルマダの海戦とエリザベス1世―ティルベリーでの演説と祈祷をもとに―
- 日本の西洋史学と進化論
- 19世紀ブルガリアにおける義賊ハイドゥクの実態と独立運動の関わり
- 両大戦期ポーランドにおけるサナツィア体制とパラミリタリズム及び「野蛮化」テーゼとの関係性の再検証―軍政関係からのアプローチ―
- 近世ブランデンブルク=プロイセンにおけるユグノー受け入れ政策―ポツダム勅令の発布と履行を巡って―
【平成28年度】
- 15世紀フィレンツェの外交―ロレンツォ・デ・メディチと共和国の外交の関係―
- 19世紀イングランドにおける衣服と自意識―水運夫ジョゼフ・テリーの自伝から―
- 近世フランス宮廷儀礼に関する考察
- 15世紀フィレンツェにおける青少年兄弟会―その教育的機能を中心に―
- 18世紀後半のプロイセンにおける教育と民衆啓蒙
- 帝政初期ローマにおけるイシス信仰と皇帝の関係
- スキピオ・アエミリアヌスの政治手法―中期共和政ローマの政治構造分析の手がかりとして―
- 第二帝政期ドイツの大学空間における学生決闘の位置付けの変化
- 画家アルフォンス・ムハの民族観に見るチェコ人のナショナル・アイデンティティ―≪スラヴ叙事詩≫の再評価を通じて―
- 近世アウクスブルクにおける売春の社会史的研究
- イギリスにおけるフランス革命―W.ゴドウィン思想の意義―
- 前2世紀におけるスキピオ・アエミリアヌスの台頭とローマの政治
- 18世紀フランスにおける自殺をめぐる議論
【平成27年度】
- 12世紀後半のデンマーク王によるバルト海西部地域の改宗
- 19世紀末から20世紀初頭のイギリスにおける産業と教育―The Financial Timesから見える当時の人々の視点から―
- 13世紀ボローニャにおけるポポロ体制下の兄弟会
- 1889年ロンドン・ドック・ストライキ再考―労働者の視点から―
- ローマ帝国における商業の意義
- 古典期アテナイにおける女子の通過儀礼とその機能―ブラウロンのアルクテイアについて―
- 移民国家アメリカとインディアン
- 13世紀の十字軍におけるシュタウフェン朝と教皇権
- 15世紀後半におけるドイツ騎士修道会と対外関係
- 戦間期におけるアルザスのユダヤ人―国境変動地域の人々のアイデンティティ―
- プトレマイオス朝末期の対ローマ関係
- 19世紀フィンランドにおけるナショナリズム―トペリウスを中心に―
- 時間概念がアイザック・ニュートンに及ぼした影響―ウールスソープからプリンシピアまで―
- 近世イングランドにおける火薬陰謀事件の記念―名誉革命後の記念説教を中心に―
- 19世紀後半のイギリスにおける伝染病法廃止・刑法改正法制定過程―議会議員の男性性を中心に―
- 1780年代プロイセンにおける「啓蒙」概念をめぐる議論についての一考察―
- リテラシーからみる初期ヴァルドー派の異端化―
- 古代ギリシアにおける戦没者記念に関する一考察―マラトンの戦いを例に―
- ヴェネツィア領キュプロスにおけるアイデンティティ―ギリシア正教・カトリック・オスマン帝国―
- ロシア・ボリシェヴィキ政権によるドイツ革命への介入―東部戦線における兵士・戦争捕虜工作を中心に―
- 中世末期の楽師―移動・ネットワーク・社会的上昇―
【平成26年度】
- 18世紀イギリスにおけるグランド・ツアー―ジョージ・リトルトンとジェイムズ・バリーの書簡から―
- ローマ時代の教育におけるパエダゴーグスの影響
- 中世英仏間におけるガスコーニュ問題の意義について
- 古代オルガン―その受容と用途の変遷についての一考察―
- 近代ドイツにおける演奏会と社会: 三月革命期のライプツィヒ・ゲヴァントハウス演奏会の活動を事例に
- 第一次世界大戦期のイギリスにおける戦争協力と宣伝―プロパガンダ・ポスターを中心に―
- 11世紀末におけるキエフ・ルーシの国際的位置付けに関する考察―エウプラクシャ・フセヴォロドヴナの国際結婚を中心に―
- 中世後期ドイツにおけるユダヤ人迫害
- ローマ共和政末期における公職選挙
- ザクセン時代ポーランドにおける貴族女性と政治活動―エルジビエタ・ヘレナ・シェニャフスカを中心に―
- ローマ帝政期のパルミラにおける隊商交易の発展
【平成25年度】
- 中世中期ラングドック地方における「聖」「俗」の対立構造
- リソルジメント期イタリアにおける「カトリック」の役割
- 12、13世紀前半ノヴゴロド公国の政治構造―公の選定・追放の過程を通じて―
- 18世紀イギリスにおける都市の発展
- 19世紀イギリス社会における治安維持と軍隊―アクトンホール炭鉱への軍事介入(1893年)を中心に―
- ハプスブルク帝国末期における学校とナショナリズム―学校の記憶からみたドイツ・ナショナリズム―
- 富と幸福―近代イギリスの中世主義に関する一考察―
- 18世紀ドイツにおける啓蒙主義と結社
- 1882年排華移民法期アメリカ合衆国における中国人像―「共和国の末日」を通して―
【平成24年度】
- 古典期アテナイにおける陶片追放の機能とその変遷
- アルジェリア戦争におけるOASの意義―支持母体としてのピエ・ノワール、軍・治安機関―
- フランス王立絵画彫刻アカデミーの設立
- 後期ローマ帝国における社会的上昇と教育の役割―リバニオスの書簡から―
- 中世末期ヴェネツィアの工業都市としての一側面
- 奇譚に見られる中世カーライルの人と森
- 12~13世紀の文書史料に見られるノルウェー王オーラヴ二世への評価―史料比較から見る国王と聖人―
- 冬戦争をめぐるソ連の対フィンランド政策
【平成23年度】
- ローマ帝政期のキリスト教における女性―女性成人の研究を中心に―
- 英領インド教育論争におけるアングリシストの性格―アングリシストの主張を手掛かりに―
- 19世紀後半におけるイギリスの日本観―1880年代の『パンチ』誌を通じて―
- ローマ文化革命にみるアウグストゥスの権力の本質
- 「アジアの脱魔術化」と日本―ドイツ啓蒙思想と日本人評価から―
- カディス議会の考察
- コシチューシコとアメリカ奴隷制度
- 19-20世紀転換期ポーランドにおける労働運動とナショナリズム
- 剣闘士競技の宗教的諸側面―元首政期における小アジアを中心に―
- マッツィーニとカルボネリーア―彼の執筆活動と、その作品の分析を中心に―
- 17世紀後半オランダにおける宗教的寛容と国家統合
- 古代ローマにおける戦車競走
【平成22年度】
- ビスマルク時代後期のドイツ帝国における経済政策
- 17世紀後半のスウェーデンにおける財政・軍事国家化について
- イギリス外交史における英仏協商の意義
- コジモ1世期(1537-1573)におけるフィレンツェの外交と宗教
- 古典期アテナイの職人に関する一考察
- 1300年ごろのスイス中央部における貴族層と渓谷共同体
- 近世ブランデンブルク=プロイセンにおける宗教的寛容について―ベルリンのボヘミア人移民を中心に―
- 後期ローマ帝国における農村統治政策
【平成21年度】
- 民衆運動としての1848年革命―パン屋、肉屋、税官吏、工場/工場主に対する暴動の意味をめぐって―
- 19世紀フランスにおけるオートクチュールの誕生とその発展について
- 19世紀スウェーデンにおける政治的スカンディナヴィア主義
- ローマ帝政期における解放奴隷の社会的状況―アウグスターレスを中心に―
- フランス革命期における恐怖政治とサン=ジュスト―サン=ジュストの政治思想と「新しい人間の創造」―
- 近世イングランドにおける演劇とパトロネジに関する研究
- マリア・テレジア、ヨーゼフ2世期におけるハプスブルク君主国の財政軍事国家化
- ドイツ騎士修道会による植民事業について―ドイツ人村落とプロイセン人村落の比較から―
- 中世アイルランドにおけるイングランド人とアイルランド人の関係について―1366年のキルケニー法を通しての考察―
- 非キリスト教徒との関わりから考える初期十字軍の目的
【平成20年度】
- 19世紀中葉から20世紀初頭のフランスにおけるベルギー人移民
- 古代ローマ社会における識字と教養
- Titus Livius, Ab Urbe Conditaにおける道徳的記述の考察
- 古代ギリシアの『連邦』から見る「ポリス」の”autonomia”―ボイオティア連邦の分析による試み―
- 属州モエシアにおけるローマ軍と社会変容
- 「聖王ルイ」の誕生とカペー王権
- 近代イギリスにおける「障害」の構築―「障害者の歴史」に向けて、歴史学の視点から―
- 5世紀アイルランドにおける宗教―聖パトリックの宣教を中心に―
- 独立前後のアメリカにおける西洋音楽の需要とその発展
- 貿易監督官―アヘン戦争前英清交渉に於ける「外交官」―
- 中世末期の人々の死に向かう態度―イギリスにおけるars moriendiから―
- 中世東方植民に関する考察―シレジア・ボヘミアの事例から―
- 聖ヨハネ騎士修道会の慈善活動と軍事活動
【平成19年度】
- 古代ギリシアにおける医療と宗教的観念―治癒神アスクレピオスを中心に―
- フランス革命期の世論・読者・新聞―『人民の友』と読者の集合心性―
- 近代英仏海峡における密輸と交易―ナポレオンと密輸者の街1810~1840年を中心に―
- フェニキア人の植民活動の展開―ギリシア人との関係から―
- ロレンツォ・デ・メディチの芸術パトロネージについての考察
- 帝政初期の属州民のローマ皇帝観―ギリシア人・パウサニアスの視点―
- 18世紀イングランドにおける地方名望家の変容
- ギリシア独立戦争に対するイギリス国内の反応
- フランス絶対王政期における国王の公式の愛妄が果たした役割について
- ―ポンパドゥール侯爵夫人を中心とする考察―
- プガチョフ反乱における反乱参加者の動員について
【平成18年度】
- 共和制末期フィレンツェにおける装いと自己表現
- ニケア帝国知識人層の文化活動に現れる「ヘレニズム」と帝国理念―テオドロス二世の著作を手掛かりに―
- ローマ帝政期における図書館―皇帝との関わりと公共性を巡って―
- ルネサンス期フランスの王の葬儀―「王の二つの身体」とその儀礼化をめぐって―
- 12~15世紀におけるユダヤ人迫害―儀礼殺人を巡って―
- ドイツ中世大学と諸権力―15世紀のロストック・グライフスヴァルト両大学から―
- 10~12世紀のヨーロッパにおける紛争と紛争解決―霊的武器としてのクリュニー儀礼―
- 中世後期ドイツにおける政治的集会の変化
【平成17年度】
- 前4世紀アテナイにおけるドギマシアの民主的意義
- プトレマイオス期末期エジプトの王と政治―プトレマイオス12世とクレオパトラ7世の統治―
- ローマ帝政初期におけるエリート教育
- ナチスの安楽死政策と反ユダヤ人政策に対するプロテスタント教会の抵抗運動
- 中世イングランド長弓部隊の発展とその社会的背景
- ヴィクトリア朝の警察と社会
- 異端カタリ派の教義と社会への影響
- 宗教改革期における俗語聖歌と民衆
- 「悲劇」の創造―古典期ギリシアとオレステス神話―
- ユリアヌス帝の意識の中のローマ皇帝像―その書簡と『ひげぎらい』を中心とした考察―
- 18世紀末から19世紀初頭にかけてのパリの衣服流行と社会
- カロリング期の社会における市場の機能―北部フランス及び低地地方の事例―
【平成16年度】
- 「クニ」と地域―中世ロートリンゲンの考察から―
- 近世ネーデルランデンにおけるカトリック教徒と「宗教的寛容」―ハールレムの「宗教平和」―
- 18世紀後半から19世紀初頭のイギリス女性雑誌
- 12世紀の知的探究心―アベラールという人文主義者―
- ドイツ用兵ランツクネヒトの意識と行動
- 16世紀インド洋におけるポルトガル進出―東西交易史の中での位置づけ―
- 中世西北フランスにおけるブールについて
- 12、13世紀の騎士道について
- ユダヤ史におけるマカベア戦争ー
- ディオクレティアヌスの四分治制と後期ローマ帝国
- 19世紀イギリスのボクシング
- テューダー朝期における宮廷と民衆の文化
- 「自由国家」時代アイスランドにおける血讐と平和
- イタリア・ファシズムの成立と大衆心理
- 近世イギリスにおける魔女
- 司祭イダルゴの蜂起と褐色の聖母―メキシコ独立戦争における宗教的シンボルをめぐって―
【平成15年度】
- 第二期イコノクラスム(815-843)の修道士 ― ストゥディオスのテオドロスの活動を中心に ―
- ヴィシー時代のユダヤ人政策 ― ヴェル・ディヴ事件を中心に ―
- 11、12世紀のクリュニー修道院と社会
- エリザベス朝時代における演劇と社会
- 二重君主国期ハンガリー王国における初等教育と民族 ― ハンガリー化政策の実態を中心に ―
- 清末上海の外国人と新聞業 ― 初期『申報』を巡る議論から ―
- マヌエル一世没後のビザンツ帝国 ― 摂政政権の「親ラテン政策」を通して ―
- アイルランドの1798年 ― 19世紀におけるその記憶 ―
- 近世ブランデンブルクにおける亡命ユグノー
- メトロポリスのギュムナシオン ― ローマ元首政初期エジプトの自治都市化 ―
- 18世紀イングランドにおけるプレスと読者たち ― 1745年ジャコバイトの反乱を通して ―
- 19世紀イギリスにおけるフットボールの社会史 ― アソシエイション・フットボールの成立とその拡大の過程 ―
- 14世紀ボヘミアにおけるチェコ人とドイツ人
- スウェーデンの強国時代 ― 教会の果たした役割の分析 ―
- 剣闘士を見る眼差し ― 古代ローマにおける剣闘士競技 ―
【平成14年度】
- ヘレニズム期アレクサンドリアに生きた人々 ―サラピス崇拝を通してみる都市の特殊性―
- 19世紀中葉スペインの政治思想 ―Francesc Pi i Margall のFederalismo について―
- コメンスキーとボヘミア・モラヴィア兄弟団
- 集う人びと ―collegiaを通してみる帝政前半期ローマの社会的結合―
- 「学校闘争」から見たナチス期のカトリック教会
- 中世都市における「音」の担い手たち ―帝国都市ニュルンベルクと楽師の関係―
- ユリウス・クラウディウス朝における皇帝家女性の台頭、その背景にあるもの
- 宮廷と貴族からみる絶対主義 ―17、18世紀ハプスブルク帝国の場合―
【平成13年度】
- ドイツ中・近世の都市における家族
- ミトリダテス戦争とローマのノビレス
- 中世後期フィレンツェの都市指導層と教会
- 19世紀イギリスにおける鉄道の誕生
- ドイツ中世都市における托鉢修道会 ―帝国都市チューリヒと司教都市ヴュルツブルクを中心に―
- 中世ヴェネツィアにおける銀行業
- 19世紀後半におけるアイルランド・ナショナリズム
- 古代ローマ社会における女性の地位と教育
【平成12年度】
- 前4世紀アテナイの海上同盟とペルシア帝国
- 17世紀イギリス財政機構の変容
- 13世紀ウェールズの社会変革と独立の喪失
- リチャード1世とイングランド行政
- 14世紀後半フィレンツェのアルティ政権
- 19世紀初頭バイエルンにおける修道院の廃止
- ローマ共和政中期における市民と軍務
- 中世後期ケルンのガッフェル体制とその変容
- 立憲派司教グレゴワールとフランス革命像
【平成11年度】
- 第三共和政期ブルターニュの抵抗運動
- テンプル騎士修道会の廃絶について
- 20世紀初頭イギリスの関税改革
- 中世フランスにおける千年の変化
- 19世紀サン=ドマングへの軍事介入とポーランド軍団
- ナポレオンの大陸封鎖令についての考察
- 13世紀ボローニャの「タウン」と「ガウン」
- 中世クレタ島におけるラテン=ギリシア関係
- ケルトイベリアの社会と文化―古代ケルト世界におけるケルトイベリアの位置づけ―
- グレゴリウス改革とクリュニー
- ルグドゥヌムにおけるキリスト教徒迫害の要因について―ローマ都市の社会的・宗教的背景から―
- 古代末期における聖人伝とエヴェルジェティズム―『小メラニア伝』の場合―
【平成10年度】
- 17世紀ドイツにおける軍制と国制
- 中世初期ライン地方における都市史の経済的基盤について
- カウニッツ外交の再検討
- オタワ体制とロンドン世界経済会議
- 19世紀フィンランドの「国民国家」形成
- ジョン王治世におけるイングランド北部地域について
- 11世紀スウェーデンにおけるキリスト教受容について
- 19世紀末ケープ植民地におけるアフリカーナー
- 16世紀スペインにおける異端審問の変質
- 相続されるべき国家:国父称号とティベリウス帝
【平成9年度】
- ローマ共和政末期における統治者と権力基盤
- 11・12世紀トゥールーズにおける権力構造
- 18~19世紀におけるイギリスの刑罰制度について
- ビザンツ皇帝マヌエル1世の対ハンガリー外交
- 古代世界のギリシア人傭兵
- チャーティスト運動における新聞の意義
- 古典期アテナイにおけるテセウス伝説形成の社会的背景
- 第二次世界大戦後の英国社会の変化と教育
- シャルル7世の業績 ―封建国家から絶対主義国家へ―
- サン=バルテルミの虐殺に関する一考察
【平成8年度】
- 第二次世界大戦後のニューヨークにおけるプエルトリコ系移民について
- 紀元前6世紀以降の古代アテーナイとその植民市の関わり
- フィリップ4世統治下フランスにおけるレジストの存在意義と中央集権への志向
- 中世末期ウェールズのマーチにおける領主支配
- 中世前期の貴族支配
- 非マジャル人のマジャル化
- 末期ビザンツ帝国におけるヘシカスト論争の歴史的意義について
- カレル4世のボヘミア統治における聖ヴァーツラフ崇拝の機能
- 中世末期・近世初頭におけるケルンとドイツ・ハンザ
- インカ帝国末期の経済構造
- 紀元前1世紀から後1世紀におけるローマのガリア支配と原住民の動向
- 第二次世界大戦後のアメリカによる対日占領政策と対朝鮮半島政策の比較
- メアリ・ウルストンクラフトを生んだ社会的背景について
- ポーランドにおける宗教改革・カトリック対抗宗教改革の緊張状態と正教会への刺激