「実習旅行」は,地理学専修の必修単位「地理学実習」の一環として,毎年実施しているものです。地理学専修を希望する2回生,または専修に進級した3回生が,自ら議論して調査地を定め,教員とともに3泊4日にわたって調査地に滞在し,実地で調査を行います。
訪問に先立つ下調べや予備調査に始まり,現地でのフィールドワーク,そして調査報告書の編集と送付に至るまで,半年以上を費やします。地元の方々との触れあいやフィールドワークの醍醐味,そして教員との議論は,忘れがたい経験となります。
1987年以降は,未熟ながらも調査報告書を編集・製本し,当実習にご厚意を賜った調査先の皆様に差し上げています。各年の調査地と報告書の内容については,以下の図と目次をご参照下さい。
2023年度
学生の報告
- 山村の記憶
- 根知谷と塩の道
- 国道148号と松本糸魚川連絡道路
- 糸魚川市歌外波地区における交通と暮らし
- 大糸線が地域社会に果たす役割
- 糸魚川市における鉄道に関わる施策について
- 新幹線開業が人口と産業多様性にもたらした影響について―北陸新幹線開業を事例として―
- 青海黒姫山周辺における石灰石工業と観光業の両立可能性について
- 糸魚川ジオパークにおけるジオツーリズムと地域振興
- 糸魚川市における清酒業と地域おこし
- 糸魚川市における深海魚の食文化
- 糸魚川市における方言使用の現状と方言の境界意識
- 糸魚川市旧能生町地域におけるケーブルテレビサービスについて
- 糸魚川市の水害と市民の防災意識
- 大火を経験した糸魚川市の防火対策
- 糸魚川の商店街の課題と未来
教員の報告
- 天和検地(1682年)にみる「山畑」と焼畑 (米家泰作)
2022年度以前の実習旅行報告書(→アーカイブ)