ドイツ語学ドイツ文学専修ウェブサイト 読書会

研究室で行われている読書会・勉強会は、基本的にだれにでも開かれた集まりです。
参加に関しては、各会の主催者または独文研究室まで、お気軽にお問い合わせください。

哲学・思想書読書会  Philosophische Gedanken

金曜(13:15~14:45)
狭義のドイツ文学にとらわれず、西洋文化全般に対する広範な関心を養うために発足された会。コロナ禍で一時中断していましたが、このたびルカーチ『小説の理論』を皮切りに再開する運びとなりました。ドイツ語圏に限らず、さまざまな哲学者の著作を読んでいく予定です。〔主宰:網谷優司〕

ラカン読書会 Jacques Lacan: Séminaires

(曜日未定)
精神分析は、現代では廃れた学問だと思われがちですが、文学・社会学・心理学・精神医学などを研究しているといまだに影響力があることがわかります。本読書会では、岩波文庫の翻訳で「セミネール」を読むことで精神分析についての基礎知識を習得することを目指します。〔主宰:網谷優司〕

鉱山文学読書会

金曜(13:15~)
「鉱山」にまつわるドイツ語圏の文学作品を訳読しながら、このテーマについて理解を深めることを目的にしています。これまで、E.T.A.ホフマンやティークといったロマン派の書き手から、クレメンス・マイヤーのような現代作家まで、様々な作品を読んできました。テクストは参加者の関心に合わせてその都度決めています。ご関心のある方はどなたでもご参加ください(※対面開催のみ)。〔主宰:中村峻太郎〕

ゲーテ『親和力』を読む

月曜(16:45~)
60歳の時に刊行された„Die Wahlverwandtschaften“は、4人の男女の心理状態を、物質の結びつき易さ(化学的親和力)に象徴させた長編小説です。一瞬一瞬の微妙な心理変化が積み重なり、人生の方向を決定していきます。ゲーテの現代性と高潔な文章を体感しながら読んでいます。〔主宰:外崎宏〕

トーマス・マン読書会  Thomas Mann: Der Zauberberg

水曜(16:30~18:00)
※隔週開催
トーマス・マンの『魔の山』(1924)を最初から最後まで読み通す……を目標に作られた会。発足は2002年にまで遡ります。ようやく第二部に突入しました。ともすれば見過ごしてしまいがちな、この作品中の「笑い」の数々を再発見しながら読んでいます。〔主宰:川島隆〕