【第一巻】
西田直二郎「「うつりかわりの美」と日本文化(序説)」
牧健二「邪馬台国問題の解決のために」
上田正昭「大和国家と皇族将軍」
直木孝次郎「ヤマトタケル伝説と伊勢神宮」
井上秀雄「所謂任那日本府について」
田村円澄「聖徳太子の苦悩」
肥後和男「蘇我氏の滅亡をめぐって」
八木充「政治的クラの成立」
石沢澈「古代社会の変革をもたらした氏姓制度」
吉田晶「カバネ「首」について」
福尾猛市郎「品部と雑戸の差異について」
赤松俊秀「夫婦同籍・別籍について」
岸俊男「籍帳備考二題」
門脇禎二「「殷富・富豪之輩」の一考察」
横田健一「蝦夷の人口に関する一考察」
佐藤虎雄「上代牧場の経済研究」
梅原末治「上古初期の〔ボウ〕製鏡」
国分直一「南島の古代文化と日本先史時代の農耕」
鈴木譲「我国の神話に関する一つの新しい見方について」
田中勝蔵「姨神考」
吉川正倫「山と川と田の信仰」
池田源太「古代人の「丹の色」に関する情緒について」
山根徳太郎「みそぎ」
座田司氏「賀茂上下両社の鎮座をめぐりて」
高瀬重雄「古代の虹に関する史的考察」
薗田香融「草創期室生寺をめぐる僧侶の動向」
柴田実「祇園御霊会」
岩城隆利「御霊信仰の発生」
高取正男「御霊会の成立と初期平安京の住民」
村山修一「天台修験道の成立」
林屋辰三郎「世継翁の登場」
多田伝三「藤原基実の花押」
源豊宗「鳥獣戯画について」
戸田芳実「中世初期農業の一特質」
泉谷康夫「平安末期の畿内の「領主」について」
平岡定海「東大寺燈油料荘園としての大和国高殿庄について」
堀池春峰「遠江国質侶荘と待賢門院御願円勝寺」
工藤敬一「鎮西島津庄の寄郡について」
上横手雅敬「連署制の成立」
藤井駿「備中の国衙について」
藤本進「鎌倉末期周防国衙の一動向」
村井康彦「中世漁村の成立過程」
楠瀬勝「中世の若狭網場漁業をめぐる二・三の問題」
上島有「東寺寺院経済に関する一考察」
井上良信「東寺領大和国平野殿荘」
田中善一「精神生活より見たる地方武士団の展開」
水野恭一郎「赤松氏再興をめぐる二・三の問題」
熱田公「山城国一揆に関する一考察」
中村直勝「結縁交名の二万名」
田中稔「中世初頭における教団組織の結集について」
井川定慶「法然上人絵伝攷」
梅原隆章「親鸞の家族と越後」
藤井学「中世における国家観の一形態」
黒田俊雄「仏法領について」
石田善人「畿内の真宗教団の基盤について」
東郷松郎「中世における播磨国清水寺」
桜井景雄「梅屋宗香と乗福寺本鴎庵遺稿等について」
【第ニ巻】
松山宏「都市の地域差」
山田源行「平戸英国商館の内部事情について」
小葉田淳「白根金山」
朝尾直弘「初期幕領における貢租」
柏倉亮吉「徳川時代の石盛の一問題」
米沢元健「加賀藩十村役の起源」
若林喜三郎「加賀藩隠田考」
熊田重邦「家光政権の文治性について」
石躍胤央「土佐藩「寛文の改替」の一考察」
朝倉弘「近世初期の大和の綿作について」
高尾一彦「元禄期河内一綿作農村の発展」
脇田修「元禄・享保期近江商人の一経営」
宅間博「吉宗の継統とそれをめぐる幕府政局」
秋山国三「丹波における郷士層の危機」
高沢裕一「地主制形成期の小作地経営について」
福島雅蔵「近世後期河内南部の村方騒動」
日置弥三郎「近世名古屋の一豪商の商業経営」
小野恵美男「近世・大和王竜寺の祠堂銀について」
芝原拓自「幕末における現物経済と貨幣経済」
酒井一「慶応二年大阪周辺打毀しについて」
三浦圭一「大徳寺をめぐる商人たち」
土田寛「狩野派の家系と徒弟制について」
船津勝雄「神道における女性論の性格」
平山敏治郎「寺元について」
今中寛司「太宰春台の経済思想」
大月明「三宅石庵とその思想」
藤直幹「中井竹山の日本史研究について」
埜上衛「海保青陵の思想」
古田良一「原始謾筆風土年表について」
梅田幹次「「御蔭参」私考」
竹田聴洲「村の民俗と寺の経済」
田中勝雄「伊豆宇佐美の鳥刺踊」
秋本益利「横浜居留地と上海租界」
杉井六郎「秩禄処分と七分利付外債募集」
徳永職男「明治初年における旧鳥取藩士族の動向について」
松尾茂「明治初期鳥取県の結社の成立と自由党勢力について」
梅渓昇「明治一四年の政変と佐々木高行」
中塚明「自由党と朝鮮問題」
戸田秀典「我が国警察の歴史的背景」
有泉貞夫「機械製糸勃興期における一製糸ブルジョアの生涯」
山本四郎「織物消費税廃止運動について」
松尾尊充「大正前期の普通選挙法獲得運動」
江口圭一「一九二二年の営業税反対運動」
臼井勝美「昭和初期の中日関係」
藤谷俊雄「歴史社会における身分制に関する覚え書」
佐藤利夫「明治維新以前のヨーロッパ政治思想」
平林一「加藤弘之における啓蒙思想の論理」
岩井忠熊「中江兆民とルソー」
出口光朔「大井憲太郎の国権主義」
宮本叉久「横井時雄の信仰について」
中村二柄「西欧における日本美術の蒐集について」
酒井忠雄「西田文化史学の史学史的意義」
石田一良「文芸学と文化史学」
三品彰英「文化史管見」