2023年度
『日本書紀』の写本に見られる特異な古訓動詞の特徴について――類義語との比較を通して――
Ahn Hyunhee
2022年度
テ形の逆接用法について
大友皓平
マシ述語のテンス拘束
八巻風香
『外来語の表記』が日本語の表記に与えた影響について
中垣駿介
2021年度
小野小町「花の色は」歌考
今井美貴
馬琴読本の親族名称――カゾ・イロハ・イロネ・イロト――
川崎蓉子
『史記抄』の文末に見える「歟」と「歟ゾ」
北原慎也
『粉河寺縁起』における補陀落信仰
佐武千寛
「まゆひらく」の受容と変容
朱俊銘
『内裏名所百首』恋歌考――順徳天皇と藤原定家を中心に――
宗澤 奈緒美
常謹撰『地蔵菩薩応験記』の日本における本文遷移について――第十三話の堕餓鬼の原因を中心に――
楊帆
2020年度
『有明の別れ』における女君の偽死について
王若曦
太平記と顕密仏教
王聖浩
『百人一首』に見られる語句を中心とした『言海』における用例の研究
河瀬真弥
桜の色彩――文付枝と消息の配色を端緒に――
戴甫軒
近世女流紀行日記における女性の描写
Dudko Anastasiia
西大寺本『金光明最勝王経』の永長点と平安初期点の関係について
朴賢
2019年度
浮舟の人物像に関する一考察――〈比較〉を手掛かりとして――
和泉杏奈
江戸川乱歩「妖虫」論
古閑裕規
補助動詞「ゆく」「てゆく」の変遷
鈴置怜子
改編本『類聚名義抄』における和音注の継承と増補について
鈴木裕也
勅撰和歌集における「誹諧歌」の小部立について
土岐菜津美
評価を表すとりたて助詞の成立について
中出有希
『大和物語』の構成――歌語りの世界を背景に――
Huber Christopher Dodge
江戸時代における『有象列仙全伝』の利用手法
Fu Xiaoling
明治期における漢語「愛」に係る概念の変容――「愛」を含む熟語の視座から――
美濃部仁
室町聯句文芸における「和漢」の問題
渡邉樹