沿革
西田・田辺記念講演会は、もともとは、西田幾多郎と田辺元の遺徳をしのぶとともに、その哲学のいっそうの理解と発展のために寸心会講演会(1946年より)、そして田辺記念講演会(1963年より)として、別々に催されてきたものであったが、1984年より両者が一つになり、以来、現在まで続けられている講演会である。
今年度の講演予定
2024年度(2024年6月1日 開催)
第40回西田・田辺記念講演会
特別企画「西田哲学・田辺哲学 これまでの研究と展望」
会場:京都大学文学研究科2階 第3講義室/オンライン(Zoom)
第1部 午前10時より
満原 健 氏(奈良県立大学)
髙谷 掌子 氏(石川県西田幾多郎記念哲学館 研究員)
Morten Jelby 氏(パリ高等師範学校博士課程/京都大学外国人共同研究者)
山本 舜 氏(神戸市立工業高等専門学校 助教)
浦井 聡 氏(日本学術振興会特別研究員PD/北海道大学)*オンラインでの登壇
司会:杉村 靖彦 氏(京都大学 教授)
第2部 午後1時30分より
藤田 正勝 氏(京都大学 名誉教授)
片柳 榮一 氏(京都大学 名誉教授)
氣多 雅子 氏(京都大学 名誉教授)
森 哲郎 氏(京都大学 名誉教授)
司会:秋富 克也 氏(京都工芸繊維大学 教授)
過去の講演一覧
講演者のご所属はご講演当時のものを表示しております。
2023年度(2023年6月3日開催)
- 小林 信之 氏
早稲田大学文化構想学部・文学研究科 教授
演題:西田哲学と情意 美、悲哀、もののあはれ
- 田口 茂 氏
北海道大学大学院文学研究院 教授
演題:「媒介」概念の可能性——現代的コンテクストにおける田辺哲学
2022年度(2022年6月4日開催)
- 牧野 英二 氏
法政大学 名誉教授
演題:田辺哲学と『歴史的理性批判』——田辺元没後60年を記念して
- 小林 敏明 氏
ライプツィヒ大学 名誉教授
演題:西田研究の可能性——これから西田を研究する人のために
2021年度(2021年6月5日開催)
- 秋富 克哉 氏
京都工芸繊維大学 教授
演題:二つの場所論的哲学――西田とハイデッガー
- 林 晋 氏
京都大学 名誉教授
演題:歴史学から見た京都学派――ある数理思想史家の観点
2020年度
新型コロナウイルス感染拡大のため、開催を中止いたしました。
2019年度(2019年6月1日開催)
- 松丸 壽雄 氏
ドイツ「恵光」日本文化センター 所長
演題:西田と科学
- 田中 裕 氏
上智大学 名誉教授
演題:懺悔道と菩薩行
2018年度(2018年6月2日開催)
- 岡田 勝明 氏
姫路獨協大学 教授
演題:場所の論理と自己存在の証明——西田哲学の現代性
- ジョン・C・マラルド 氏
ノースフロリダ大学 名誉教授
演題:The Question of Responsibility in Metanoetical Philosophy
2017年度(2017年6月3日開催)
- 森 哲郎 氏
京都産業大学 教授
演題:西田幾多郎における「表現」思想図式——『善の研究』の成立と転回
- 嶺 秀樹 氏
関西学院大学 教授
演題:初期田辺の反省理論——西田批判の背景にあるもの