トビリシ大学教授ケテヴァン・フチシヴィリ先生による、京都大学での公開講義についてご報告します。2024年3月16日に京大文学部校舎で開催された、ケテヴァン先生の講義「文化人類学とソヴィエト映画」は、1920-30年代のソヴィエト体制下におけるジョージア映画人の苦闘に関するものでした。ご講義はとても感銘深いもので、約20人の参加者との間に活発な質疑応答も交わされました。同時に上映された2本の映画のうち、特に「ハバルダ!」(ミハイル・チアウレリ監督、セルゲイ・トレチャコフ共同脚本)は、〈社会主義リアリズム〉の枠をはるかに超えて、当時の社会・文化状況に対する風刺がほとんどシュールな次元にまで達している傑作でした。ケテヴァン先生と、今回のプロジェクトを主導してくださった東大の楯岡求美先生、そして参加者の皆さんに心よりお礼申し上げます。
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