アジア研究教育ユニットは、文学部校舎にて第12回次世代グローバルワークショップを開催し、2日間で海外8か国からの学生および教員20名を含む計43名が参加しました。今回は不平等(Inequalities)をテーマとし、社会学、文学、哲学など人文・社会科学の観点から研究発表および討論を行いました。
湊長博 プロボスト 理事・副学長と落合恵美子 アジア研究教育ユニット長の挨拶に続き、「エスニシティと不平等」、「不平等と倫理」、「植民地主義・ポスト植民地主義と不平等」、「宗教・カーストとジェンダー」、「ジェンダーと権力」、「暴力」の分科会に分かれ、海外からの参加者を含む大学院生等20名による研究報告が行われました。報告者は、本学および他大学の教員等からコメントを受け、自らの研究を研鑽する機会を得ました。また、9名の教員による2つのパネルディスカッションも実施しました。
参加者からは「他の報告の問題意識の鋭さに大いなる刺激を受けた」、「多分野の専門にまたがる会議を堪能した」、「これからもワークショップの参加者として京都大学を訪問する機会を楽しみにしています」といった声が寄せられました。
アジア研究教育ユニットでは、以前より、次世代の研究者が英語で学術交流を行いやすい環境作りに力を入れています。このワークショップをきっかけに、多くの若手研究者が世界に羽ばたいていくことを期待しています。
【パネルディスカッションの様子】
【集合写真】