東アジア「間文化」第2回研究会のご案内

これまで、東アジア研究をテーマに、京都大学文学研究科は復旦大学・香港城市大学と緊密な協力関係を築き、三学共同で様々な文物調査を行ってきました。その成果を継承すべく、新たに研究会「東アジア「間文化」研究」を立ち上げ、9月23日に第1回の研究会を開催しました。
この度、下記の要領にて第2回の研究会を開催することとなりました。継続参加の方はもちろん、初めての方も気軽に参加していただけたらと存じます。

日時:10月22日(木) 13:00~16:00
場所:文学部地下大会議室

【内容】
資料閲覧とその感動の共有
1,三学共同での調査を振り返って
①苗図(文学部・東洋史所蔵、貴重書)
②黔省苗図(文学部・地理所蔵、貴重書)
2,「異文化」を描くとは?
③皇清職貢図(文学部・東洋史所蔵)
④伊豆七島并ニ八丈島風俗風景真写(文学部・地理所蔵、貴重書)
⑤万国人物図絵(附属図書館所蔵)
  
※参加無料、途中参加・退出可、今回のみの参加も歓迎
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、必ずマスクを着用の上、手指の消毒、ソーシャルディスタンスの確保などに、ご協力をお願いします。
※対面での実施に伴い、事前に参加人数を把握する必要から、参加ご希望の方は、成田健太郎(中国語学中国文学専修)までご連絡ください。
narita.kentaro.6x[at]kyoto-u.ac.jp([at]を@に替えてください)

本研究会は、「実際に文物を観察する経験」と「さまざまな文物を比較、検証する経験」の蓄積に主眼を置いています。今回はその第一弾として、3点の貴重書を含む計5点の資料を実際に見たいと思います。いずれも色鮮やかな魅力に溢れ、特に貴重書は滅多に実見できない資料ですので、ぜひこの機会にご覧ください。
本研究会では、幅広い分野の皆さんの知見を総合し、文物の実見を通して多様な文化のあり方について考えていきたいと思っています。今回の参加は、次回以降の参加を必須とするものではありませんので、少しでも興味を持たれた方は、是非ご参加ください。
なお本研究会は、京都大学大学院文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター2020年度「人文知連携共同研究会」研究助成をうけて開催されるものです。

研究会幹事:池田恭哉(中国哲学史専修)、成田健太郎(中国語学中国文学専修)