前期A: 科学と哲学/自然科学の方法/反証主義/科学的説明/
後期B: 理論・観察・ 測定/仮説の形成と確証/科学理論の変遷/科学の目的
テキスト、内井『科学哲学入門』世界思想社、を使用
近代科学の誕生の過程を, 運動論と生理学の発展を中心に, 古代ギリ シアから17世紀西欧までたどる.
内井『真理・証明・計算』、ミネルヴァ書房
様相論理のモデル理論, 可能世界意味論を中心に論じ, 条件文の分析など哲学的分析での応用例をいくつか示す.
17世紀における力学の発展. ガリレオの落下法則の発見から,ニュートンの万有引力による惑星運動の説明に至る過程について考察する.
前期は近代科学の成立を考察し「科学革命」というテーマを論じる. 後期は「中国の科学と技術」を論じる.
19世紀からの物理学の発展を軸に, 科学と技術の関係, 科学と産業,科学と国家などのトピックを論じる(英語論文の講読、科学技術史の 史料閲覧も).
院生および4回生必修(発表演習)
プランクによる量子仮説の提唱から,シュレーディンガーおよびハイゼンベルクらによる非相対論的量子力学の成立までの過程を検討する.
Hans Reichenbach, The Philosophy of Space and Time (ch.2 より)
William Harvey, Exercitatio anatomica de motu cordis et sanguinis in animalibus, 1628.
Salmon et al. Introduction to the Philosophy of Science (ch.3より)