京都大学大学院文学研究科21世紀COE 「グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成」

王権とモニュメント


安祥寺の研究U

「王権とモニュメント」研究会は安祥寺の調査研究を継続して行っている。「安祥寺の研究T」(2004年3月30日刊行)に続き、安祥寺所在の彫刻及び梵鐘の調査報告書「安祥寺の研究U」が2006年3月に刊行された。内容は以下の通りである。

『安祥寺の研究 U 』目次
凡例
安祥寺所在の彫刻と梵鐘調査報告
第1章 安祥寺所在の彫刻 根立研介
第2章 京都市山科区安祥寺の梵鐘 五十川伸矢
第3章 安祥寺本堂の木彫像の樹種同定 伊東隆夫・Mechtild Mertz

第1章は、京都大学大学院文学研究科教授・根立研介をプロジェクトの主任として平成15年〜17年度に実施した、安祥寺に現在所在している仏像など彫刻の調査報告である。

第2章は、京都府指定文化財となっている安祥寺梵鐘の調査を京都橘大学の五十川伸矢教授に依頼し、平成17年8月に実施した、実測拓本調査の成果を受けたものである。

第3章は、京都大学生存圏研究所伊東隆夫教授に依頼して実施した本堂安置の十一面観音像と四天王像の樹種同定調査の報告である。調査は伊東隆夫・Mechtild Mertzによって平成16年に行われた。