「多元的世界における寛容性についての研究」研究班では、下記のとおり研究報告書を刊行いたしました。
芦名定道編著 「多元的世界における寛容と公共性―東アジアの視点から―」
●第U部 寛容性の問題とその射程●はじめに(芦名定道)
●第T部 国際シンポジウムから第1章 宗教の多元的状況と仏教(氣多雅子)
第2章 多元的世界における宗教的寛容性と公共性―東アジアの視点から―(澤井義次)
第3章 宗教的多元性の諸問題―東アジアのキリスト教の比較研究―(芦名定道)
第4章 日本における多文化共生のゆくえ―民族祭りの視点から―(飯田剛史)
第5章 社会的寛容性と歴史認識―中国と日本の関係から―(楊 聡)
第6章 現代韓国における宗教的多元性と寛容―仏教とキリスト教の対話―(金 文吉)第1章 日本と韓国のキリスト教における宗教間対話について(金 承哲)●あとがき(松田素二)
第2章 内村鑑三における隣人愛思想(岩野祐介)
第3章 矢内原忠雄の朝鮮観―隣国愛の可能性をめぐって―(今滝憲雄)
第4章 寛容の臨界―オウム事件を題材に―(野中 亮)
第5章 『大秦景教流行中國碑』における宗教的寛容(武藤慎一)
第6章 中国におけるキリスト教本色化運動―中国キリスト教史からの考察―(徐 亦猛)
第7章 グローバリゼーション下での寛容さの記録―中国東北地区における日本人公墓の記念化を事例として―(坂部晶子)
第8章 社会体制転換後の特赦と寛容性―南アフリカの事例を中心に―(阿部利洋)
第9章 マルティン・ブーバーにおける寛容と公共性―ユダヤ・アラブ問題への取り組みを通して―(堀川敏寛)
第10章 差異の共和国―フランスにおける多文化主義の受容をめぐって―(松浦雄介)
第11章 スポーツと寛容性―サーフィン共同体におけるジェンダーとローカリズム―(水野英莉)
第12章 文化の〈あいだ〉と寛容の条件(野村明宏)
◇第20回研究会
日 時:2006年9月9日(土)
【報告1】
報告者:坂部 晶子(島根県立大学総合政策学部助手)
題 目:『満州』移民をめぐる寛容さの記録―黒竜江省方正県の日本人公墓建立をとおして―
【報告2】
報告者:今滝 憲雄(大阪電気通信大学、近畿大学、武庫川女子大学非常勤講師)
題目:矢内原忠雄の朝鮮観―隣国愛の可能性をめぐる問題―
【報告3】
報告者:野村 明宏(四国学院大学社会学部助教授)
題目:現代の文化的寛容性とマイノリティと倫理
【報告4】
報告者:徐 亦猛(関西学院大学神学研究科博士課程)
題目:中国におけるキリスト教本色化運動―中国キリスト教史からの考察―
【報告5】
報告者:水野 英莉(岐阜医療科学大学専任講師)
題目:スポーツと寛容性―サーフィン共同体におけるグローバリズム、ローカリズム―
◇第19回研究会
日 時:2006年7月22日(土)
【報告1】
報告者:安部利洋(大谷大学文学部専任講師)
題 目:共約困難な過去認識と寛容性−真実和解委員会公聴会における対面状況から
【報告2】
報告者:岩野祐介(京都大学大学院文学研究科博士後期課程/キリスト教学)
題目:内村鑑三における隣人愛思想
【報告3】
報告者:野中亮(大阪樟蔭女子大学人間科学部人間社会学科助教授)
題目:「地域の危機」としてのオウム事件
【報告4】
報告者:堀川敏寛(京都大学大学院文学研究科博士後期課程/キリスト教学)
題目:M.ブーバーの公共性論
【報告5】
報告者:松浦雄介(熊本大学文学部助教授)
題目:差異の共和国−フランスと他文化主義−
◇第18回研究会
◇第17回研究会
日時:2006年2月4日(土)
【報告1】
報告者:白波瀬 達也(関西学院大学大学院社会学研究科博士後期課程)
題 目:キリスト教によるホームレス支援――リベラルと保守の相克から<幸福>を考える――【報告2】
報告者:堀川 敏寛(京都大学大学院文学研究科博士後期課程)
題 目:イスラエルのキブツと協同組合村に見られる公共性――経済的観点を主として――◇第16回研究会
◇第15回研究会
日時:2005年10月1日(土)
【報告1】
報告者:佐々 充昭(立命館大学文学部助教授)
題 目:「宗教的多元性」の観点からみた現代韓国ウェルビーイング・ブームの分析【報告2】
報告者:寺岡 伸悟(奈良女子大学文学部助教授)
題 目:街・うわさ・友達 −テリトリー・マシンとしての携帯ー◇第14回研究会
日 時:2005年7月9日(土)
【報告1】
報告者:岩野 祐介(京都大学大学院文学研究科キリスト教学専攻博士課程)
題 目:「日本キリスト者における宗教的寛容の問題の一例 ――内村鑑三の場合【報告2】
報告者:水野 英莉(京都大学大学院文学研究科COE研究員)
題 目:公共性とスポーツ実践――日米サーフィン共同体の比較から◇第13回研究会
日 時:2005年5月7日(土)
【報告1】
報告者:金 文吉(釜山外国語大学教授)
題 目:朝鮮無教会キリスト教と社会正義――金教臣を中心にして
【報告2】
報告者:田中 紀行(京都大学大学院文学研究科助教授)
題 目:教養をめぐる規範と「寛容性」◇第12回研究会
◇第10回研究会
◇第9回研究会
日 時:2004年6月26日(土)
【報告1】
報告者:金 承哲 (金城学院大学教授)
題 目:宗教多元主義について【報告2】
報告者:阿部 利洋 (日本学術振興会特別研究員・京都大学)
題 目:移行期社会と宗教の変容――南アフリカにおける和解の模索◇第8回研究会
◇第7回研究会
日 時:2004年3月6日(土)
【報告】
報告者:岩城 聰(京都大学文学研究科博士課程)
題 目:日韓キリスト教関係史の一段面――両国キリスト者の接点をめぐって◇第6回研究会
◇第5回研究会
日 時:2003年9月20日(土)
【報告1】
報告者:野中 亮(大阪樟蔭女子大学人間科学部専任講師)
題 目:不気味さの論理──新宗教と地域社会
【報告2】
報告者:松浦 雄介(熊本大学文学部専任講師)
題 目:寛容と無関心のあいだ――村上春樹をめぐって◇第4回研究会
日 時:2003年6月28日(土)
【報告1】
報告者:今井 尚生(西南学院大学文学部助教授)
題 目:多元主義における「寛容」概念の明確化の試み――村上陽一郎における機能的概念としての寛容
【報告2】
報告者:近藤 剛(本研究科キリスト教学専攻 博士課程)
題 目:宗教的寛容の源流と流露――宗教的寛容の神学的基礎づけ・哲学的概念化・合法的制度化◇第3回研究会
日 時:2003年4月26日(土)
【報告】
報告者:飯田 剛史(富山大学経済学部教授)
題 目:在日コリアン文化の公共化――「祭り」を中心に◇第2回研究会
日 時:2003年1月30日(木)
【報告】
報告者:佐藤 哲彦(熊本大学文学部助教授)
題 目:ドラッグ使用をめぐる寛容性の社会的組織化◇第1回研究会
日 時:2002年12月12日(木)
【報告】
報告者:金 文吉(国際日本文化研究センター客員教授)
芦名 定道(京都大学大学院文学研究科キリスト教学助教授)
題 目:宗教的多元性と死者儀礼の問題――日本と韓国におけるキリスト教の比較より
21世紀COEプログラム
京都大学大学院文学研究科
「グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成」
「多元的世界における寛容性についての研究」研究会
tolerance-hmn@bun.kyoto-u.ac.jp